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なんと芝大門のお膝元
浜松町に
炒めスパの店を発見しました!
 
 
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しかも写真からもお分かりのように
ここはJR浜松町駅南口改札口
切符売り場の向かい側。
そうなんです。
その店はナント!
駅の構内にあるんです。
 

Cafe & Bar BARCA 浜松町店
 

その名の通りのBARなんですが・・・
昼のランチタイム(11:00~14:00)だけ
炒めスパのお店に
ザ・変身~!
してしまうんですねぇ(笑)
 

連日ここを通る
何万人もの通勤者の視界に
否応なしに飛び込んで来る
この罪深いタペストリー看板!
 
 
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よぉ~く見て下さいよ!
看板の下の方に書かれた文字を!
 
そ~なんです!
悲しいかな・・・
遠目の効く禿鷹の眼を持ってしまったこの男は
この"大盛スパランチ"という必殺の文字ウィルスに
誰よりも真っ先に感染し(笑)
 
そしてまんまと店内に捕獲されてしまうという
おバカで悲しいストーリーが今から始まろうとしています。

 
さてさて・・・
自分の間抜けさにも気がつかず
ルンルン気分で店内に吸い込まれてしまった禿鷹は

 
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目の前に現れた各種ウィスキーのサーバーにびっくり!
そしてさらに
ずらりと並んだウィスキーのボトルの数々にまたびっくり!
さすがにBARですな(笑)

思わず禿鷹流?の渋い声で
「ジャックダニエルのソーダ割り!」
と声に出しそうになるのを
ぐっと我慢する。

おいっ!
真っ昼間だぞ!
まだ仕事中だ!
禿鷹だってやる時はやるんだ!

見回すと
サントリー角瓶のボトルと競い合うように
タバスコのデカボトルが
カウンター上に一定間隔で置かれていて
 
「今はランチタイムだかんね!」
と無言で客に主張している。

店員も
入ってくる客一人ひとりに
必ず

「お食事でよろしいですね?」
と確認してから席に案内している。

なんたってここは芝大門エリア!
真っ昼間から一杯飲み屋が営業し
酔っ払いが一般人と交錯しながら
街中を徘徊している場所なのだ。
 
だからランチタイムにも関わらず
アルコール目当てで
勘違いな客が入ってくる可能性は十分にある。
 
禿鷹はその頭を左右に激しく振って
頭の中からジャックのソーダ割りのイメージを
完全に消し去ると
カウンター上にあった大盛スパランチのメニューを
手元に取ってじっと眺め始めた
 
大判サイズのメニューをひと通り見終わり
メニューの下の方に視線をおろしたその瞬間
禿鷹はそこに書かれているある嬉しい文字に
我が眼を疑った
 
「こっ、これはっ!」
 
喜びと興奮のあまり
しばらく放心状態だった禿鷹だが
やがて落ち着きを取り戻すと
静かに
 
にやけた(笑)

もう一度
じっとメニューを眺めて
また
にやけた(笑)
 
今度はちょっとだけ
声を出して(多分)
にやけた(笑)
 
カウンター左右の客が
ちょっと怪訝な顔をして
思わずこちらを振り向いたが
気にしない気にしない(笑)

さらにさらにだ!
嬉しくなった禿鷹は
メニューをデジカメでバッチバッチと連写して
デジカメ再生画面を確認して
鼻息荒く
「おぉっ!」
と再び・・・にやけ・・・ようと
・・・した時・・・!
 
??????
 
その時になってはじめて
にやけ顔の禿鷹は
自分の左後ろに
ずっと立ち尽くしている
若い女性店員の存在に気がついた。
 
「・・・・・・・」
 
たぶん彼女はオーダーを取るために
かなり前からそこにいたんだろう・・・
でも何か理由があって
声をかけられなかったんだろうな。
悩み事でもあるのだろうか?
 
 
そんな気持ちで禿鷹は
彼女を優しく見つめるのだが・・・・・
 
彼女はキョトンとした眼をして禿鷹を見つめ返し
何も言わずにその場に立ち尽くしているだけなのである。
 
二人の間には
不思議な空気が優しく流れていた。
 
 
もしこれが映画なんかだと
この後クールな禿鷹が彼女にそっと何かを囁き
彼女は聞こえないふりをしながらも
実はしっかりそれを聞いてたりしちゃって・・・
 
やがて二人は運命の再会をして
ナンタラ~カンタラ~ウンタラ~スンタラ~?
といった胸ワクワクな展開が待っているのだが・・・・・・・・
 
 
彼女は何事も無かったかのように
禿鷹からメニューを事務的に聞き出すと
作り笑いだけを残して
その場を立ち去ったのであった。
 
今のところ
運命の再会のメドは立っていない。
 

え~、さてさて・・・
 
この店の大盛スパランチのメニューは
ナポリタン
ミートソース
カレー
の3種類だけ。
 
それぞれに
並400g!
大600g!!
ジャンボ800g!!!
というデカ盛り選択肢がつくという
ラインアップなのだが・・・

実はそれ以外に
この店には
禿鷹の涎を誘う
とっておきのオプションメニューが存在したのだ!
 
今から数年前
禿鷹が南林間の炒めスパの店
"マルス"に通い続けていた頃
いつの日かマルスの日替わりメニューに
こいつが登場しないものだろうかと
密かに願い続けたものの実現しなかった
究極のドリームメニュー!
 
禿鷹が幼少の頃からの大好物だった
3つのメニューを合体させた
反則技!
その夢のような組み合わせメニューが
この店では実現可能なのだ!

そのメニューとは!
これだっ!
 
 
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カレー炒めスパ(650円)+オプションとんかつ(200円)

夢にまで見た3つの好物
3段活用の究極ドリームメニュー!
とんかつ!+カレー!!+スパゲティー!!!

どうだ!どうだ!どうだっ!!!
まいったか!
これぞ長年の夢の実現だっ!!!
そしてさらにここに
大好きなラーメンが加われば最強無敵なのだが・・・
 
それはきっと食べ物ではないような気がする。
 
 
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玉ねぎと一緒にフライパンでガンガンと炒められた白スパ
太さは多分1.9mmの標準的なスパゲティーだね。
マルスやパンチョのような2.1mmの極太パスタよりはちょっと細目。
 
カレーは業務用だとは思うが
小さいながらもちゃんとした牛スジ肉が
具として使われているビーフカレー。
 
とんかつも写真のように
そこそこの厚さとサイズのものが
炒めスパの上にドンと乗っかっている。
グリーンピースはちょっと余計かな(笑)

ちょっと悲しかったのは
スパ自体がビニール袋に入った業務用の茹で麺だった事。
袋を破ってフライパンに投入して炒めていた。
見なければよかった(笑)
 
当然ながらコシはなくブツブツと切れる柔らかさ。
先日の渋谷のパンチョ同様だね。
改めてマルスの麺と比較して
その質の差を実感してしまう禿鷹であった。
 
そして
食べ終わって思ったのだ。

閉店間近のスーパーに
仕事帰りのくたびれた男が一人
タイムサービスの安売り惣菜コーナーで
2割引きのとんかつを1枚買う。
家に帰るとキッチンには
買いだめした乾燥パスタと
レトルトのカレーの数々。
 
聡明な諸君なら
もうおわかりかな?
夢にまで見たドリームメニューは
わざわざ店に行くまでもなく
意外と近くに存在していたのだよ。
 
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