イメージ 5
 

小諸そばが大変なことになっているのだ!
 
と言っても
店で出されるそばの話ではない。
 
小諸そば御成門店
小諸そば浜松町店
小諸そば芝大門店
小諸そば芝公園前店
小諸そば金杉橋店
 
 
イメージ 1
 
 
芝大門が仕事場になり
通うようになって数か月・・・・・・・
 
気が付いてみれば我が仕事場から徒歩10分の圏内に
なんとこれだけの数の小諸そばが密集していたのだよ。
それも仕事場を中心として、扇形の放射線状に展開しているのだ。
 
 
イメージ 2
 

他の立ち食いそばの大手チェーン店
富士そば、吉そば、ゆで太郎、の姿は
この辺りではまったく見かけない・・・・・・・

入り込む隙間が無いくらい、小諸そばが密集しているという事なのだろうか。
 
今までいくつかの仕事場を転々として来たが
これだけの数の小諸そばが至近距離にあるという環境は
今回が初めてだ。
 
仮に軍事的な表現をするならば
わが城は小諸軍勢に完全に包囲されているという事になる。
 
城の背後には広大な芝公園があり、もはや後ずさりは出来ない。
城を出てどの方角に向かったとしても、数分の内に小諸の軍勢に捕獲され
敵陣に引きずり込まれてしまうのだ。

そして・・・・・
 
 
 
 

そばを喰わされる。
 
 
 
 
 
だからであろうか
最近
小諸そばの夢をよく見るのだ。



 

夢の中
私はいつも、イカ天そばを食べている。
 
イメージ 3

あぁ・・・幸せだなぁ~。
イカ天が好きなのだ。
 
 
小諸そば自慢の
卓上カリカリ小梅も好きなのだ。
 
 
イメージ 4
 
 
欲張って一度にたくさんの小梅を取ろうとした私は
なんとしたことか!
誤ってどんぶりの中に小梅を落としてしまうのだ。
 
ポチャン・・・・・・・

「あっ、しまった!」
 
 
夢の中で私は慌てて
どんぶりに沈んだ小梅を探し始める。
 
箸でそばを、持ち上げたり
箸でそばを、かき分けたり
箸でそばを、回転させたり
 
頑張ってどんぶりの中を探すのだが
いくら探しても探しても
落とした小梅は見つからない。
 
♪探しものは何ですか?
見つけにくいものですか?♪
 
井上陽水のメロディーが脳裏を過ぎる。
 
夢の中へ
夢の中へ
夢の中へ
・・・・・・・

そして悲劇が起こるのだ。
 
それこそ、取り返しのつかない悲劇が・・・・


 
大好きな大好きな!
私のイカ天ちゃんに
トンデモナイ異変が起きたのだ!

小梅を探す為どんぶりをいじり過ぎたからだろうか?
ああっっっ!!!(絶句)
イカ天のイカと衣が分離したぁぁぁぁっ!!!!!
・・・・・・・・・・・・
諸君・・・・・・・
衣を脱ぎ捨てたイカは・・・もはや・・・イカ天では・・・ないのだよ(涙)
 

私はそばつゆの上に浮遊する
元イカ天の衣であったであろう
不揃いな天かす状のぶよぶよとした物体と・・・・・・・
 
どんぶりに沈み込んでしまった
元イカ天のイカであったであろう
かまぼこのような白い物体と・・・・・・・
 
伸びきって
ぶつぶつとちぎれる
元小諸そばであったであろう
細長い物体を・・・・・・・・・・
 
なんとかわが食道から胃に流し込んだのであった
 
・・・・・・・
 
するとどうだ!
 
どんぶりの底から
あれだけ探しても見つからなかった
カリカリ小梅が現れたではないか!
 
私は苦笑いしながら
最後にカリカリ小梅を箸でつまんで口に運んだ。
 
そうなのだよ!
あの
"カリカリっ!”
とした気持ちの良い食感さえ味わえれば
 
私は最後に救われる

そう思って噛みしめた・・・・・・

噛みしめた
・・・・・・・・・・
奥歯でしっかり噛みしめた
 
「ぐちゅっ・・・・・」

?????

あろうことか
めんつゆにつかり過ぎたカリカリ小梅は
・・・・・・・
ふやけた小梅と化していた

そんな事とはつゆ知らず、
期待のあまり思い切り噛みしめた勢いで
梅干しの中の種子までが砕け散り
砕け散った種子の破片は
口の中に突き刺さり
そのあまりの痛みと衝撃で・・・・・・・
 
 
 
 
私は長い悪夢から目が覚めた
 
 
 
 
そして
気が付けば
 
いつものように
満員電車に揺られて
仕事場に向かっている。
 

さてさて・・・・・・・

私は今日も小諸の軍勢に取り囲まれて
イカ天そばを喰う羽目になるのであろうか?

はたまた包囲網を切り抜けて
新境地に到達することが出来るのか?
 

神のみぞ知る・・・・・

(続く・・・多分・・・)