次々と滅び去り
大地は
それまで弱小だった
小さな哺乳類たちで
溢れ始めていた……
仕事場に向かう途中にある、小くて目立たない立ち食いそば屋のお話です。
binpakuです!
人の良さそ~な白髪の親父さんが、独りでやってるお店なんだけどね………
立ち食いそば屋にしては、メニューが異常に少ないのね………
かけそば以外には、
かき揚げ、コロッケ、きつね、肉、ぐらいしかないの。
自分が大好きな
いか天も、ちくわ天も、春菊天も、やまかけも………
無いったら無い!
コロッケは冷凍のを仕入れて、解凍して使っているだけのようだから………
店内で油で揚げているのは、かき揚げだけって事だね。
店がある場所は駅から遠くて、昼夜通してほとんど人通りのない道路沿い………
たまに食べに入るんだけど、いつ行っても客は自分だけ…!
店内はいつもガラガラなのに、何故か親父さんはいつもニコニコ顔(^^;)
本来は立地的な不利をカヴァーする意味でも、いろいろとメニューに工夫を凝らしたり、営業努力をしたりして、一人でも多くのお客さんを集めなきゃいけない筈なんだけど………
親父さん
そんな気はまるで無いみたい(?_?)
夕方も6時を過ぎる頃には、早々に店仕舞いしちゃってる事が多いしね。
そんな感じだから、店の前を通るたびに
"大丈夫?この店?"
って、いつも思うんだけど………
不思議とこれが……
大丈夫なんだな(゜-゜)
そばもつゆも、ごく普通の立ち食いそば屋レベルで、値段もかけそばが330円で、たねは一品50円均一と一般的な設定。
店の正面には、某大手家電メーカーの工場があるので、そこの従業員の需要があるのかなぁ?
なんて思っていたんだけど、昼休みの時間帯も店内はガラガラだった!
大手外食産業界が危機的状況で、閉店に追い込まれたり、値下げやら増量やらで大苦戦している不況の時代………
この親父さんの店のように、マイペースで経営していける、
"低利益低リスク"
の小規模店舗が、実はこの不況時代の新たな勝ち組になっていくのかも知れないなぁ……
なんて思うのであります。
あなたの街にも、こんなお店あるんじゃないですか?