大和一の極太麺
"節のそなた"
binpakuです。
前回は海老中華特盛を食べています。
洗面器サイズの特大丼と全ての味をマスキングしてしまう恐怖の海老粉パワーに圧倒され、完食はしたものの印象に残ったのは、強烈な海老の後味と満腹感だけという結果に終わっています。
今回は少し落ち着いて、味を確認しながら極太麺を楽しみたいという気分なので、通常の豚骨魚粉スープの"濃厚豚骨ラーメン"を普通盛でいってみました。
写真のように"うどん"クラスの極太麺なので茹で時間は長いですね。
今日見てて分かったのですが、茹で上がった麺を一旦冷水でしめて、再度温めてラーメン丼に移していました。つまりラーメンもつけ麺のあつもりと同様の茹で方をしているんですね。
約１０分待ちで"濃厚豚骨ラーメン"の登場です！
当然ながら今回はあの強烈な海老の香りはしていません。普通の豚骨魚介系のよくある香りです。
スープを一口啜ると味の方も、
………
極太麺を一口。
インパクトあるぅ～！
やはり強烈な存在感ですね、この極太は！
で、スープを一口。
………
もっもう一度、スープを一口………
？？？
ど、どうしたんだ俺？
あ、味が……しない。
まさか亜鉛不足で味覚障害にでもなったのか!?
いや、味はするんだけど魚介の酸味が目立つだけで、旨味が無いのよ。
水を一口飲んで、
もう一度スープを。
駄目だ！
やはり同じだ………
豚骨スープは見るからに濃厚そうだし、魚粉もたっぷりで飲むとドロドロザラザラしたスープなのに、何故かレンゲが進まない。
旨いスープを飲んだ時はたいてい、その旨味を口一杯隅々で味わいたいっ！って気分になるんだけど、このスープには全然それが無いんだよね。
これって何なの？
結局、極太麺の食感だけを頼りに麺だけは何とか完食出来たけど、こりゃつらいラーメンだったなぁ………
スープは最後まで飲む事が出来ませんでしたm(_ _)m
前回は強烈な海老の風味のせいでわからなかったんだ、きっと………。
ベースの豚骨スープの豚骨度がすごく希薄なんだと思う。
濃厚な豚骨スープって店によって旨い不味いはあるけれど、どっちの場合でもスープ自体はしっかり豚骨を主張してるよね。
長時間、ドロドロになるまで豚骨を煮詰めてスープを取るから当然なんだろうけど………
豚骨と戦って勝った店は勝ち残り、負けた店は閑古鳥。
豚骨ラーメン屋って
そんな感じしませんか？
違ってたらごめんなさい。
でもいろんな豚骨ラーメン店を見ていて、お客さんとの勝負以前に、豚骨との勝負で店の勝敗が決まってしまうような気がするんですよ。
何が言いたいかというと？
このお店はまだ基本的な所で、きちんと豚骨と勝負していないって事ですよ。
魚粉いれたり海老粉いれたり……
極太麺使ったり……
全て流行りのトッピングのようなものですから……
そこにあぐらかいてちゃ、未来は語れません。
大和一の極太麺が好評なうちに、早急に豚骨スープの完成度を高めて欲しい！
太麺愛好家？binpakuは心の底から願っております。