1958年公開 東映作品 

第1部 前編

中山博士の助手を演じる「南川直」(左)さん。

声が若い!
1961年からスタートするテレビ映画「特別機動捜査隊」のスタート時のメンバー。
波島進と共に10年にわたり、番組を支えた。
「波島進」演じる「立石主任」の右腕「橘部長刑事」を演じた。
通称「チョウさん」
写真は「特別機動捜査隊」(特捜隊)
第318話「怪奇の家」(1967年11月29日放送)より。
この第318話「怪奇の家」にゲスト出演していたのが「夏海千佳子」
彼女を知ったのはドラマ「プレイガール」
個人的には、レギュラーメンバーでもいいなぁ、と思っているのだが、番組初期から後期にかけて数本ゲスト出演している。
(第8話 第51話 第61話 第85話 第178話)

話が横道にそれてしまった。
「夏海千佳子」は、「月光仮面」には出ておりません(^_^;)
研究員役を演じる「北峰有二」
この「北峰有二」という俳優を知ったのは、映画「警視庁物語」
1956年~1964年まで8年の長きにわたり東映で製作された。
全24作品
刑事たちの活躍をドキュメンタリータッチで描いた作品
「北峰有二」「警視庁物語」シリーズ第3作
「追跡七十三時間」(1956)より。
鑑識課員役
この「警視庁物語」シリーズで知った脇役俳優は、今回紹介した「南川直」や「北峰有二」など数知れず。
主役でなくても「脇で光る役者」
そういう人に自然と目が行くようになったのは、「警視庁物語」の影響がかなり大きい。
元々、この「警視庁物語」は、主演クラスの俳優を起用していない。(堀雄二は別だが)
それでも8年で24本も製作され、1959年に「ブルーリボン特別賞」「ホワイトブロンズ賞」を受賞するのだから、当時の人気のほどがうかがえる。

「プレイガール」にも第149話「スリラー 肌を許せば命まで」(1972年2月7日)にゲスト出演。
ゲスト主役「江原真二郎」ヒロイン「高須賀夫至子」それに「集三枝子」が加わり、3人の複雑な人間模様が描かれていておもしろい作品だった。
この当時は、「北峰有二」から「篠恵輔」に改名。
プレイガール第149話「肌を許せば命まで」より
「中山博士」を演じる「宇佐美淳也」
自身が発明した「あるモノ」がスパイ組織「どくろ仮面」に狙われ、博士自身も危険にさらされる。
左)「中山博士」の娘・あや子を演じる
「峰博子」
右)探偵「祝十郎」が面倒を見ている少女
「このみ」を演じる「藤井珠美」
後半、どくろ仮面に誘拐され、恐ろしい目に。
左)シゲル役の「原国雄」
彼は、映画「少年探偵団」(1956)
第1作、2作では、少年探偵団メンバー 
相川少年を演じていた。
右)五郎八を演じる「柳谷寛」
左)カボ子を演じる「若水ヤエ子」
1958年といえば、まだ一家に一台「テレビ」や「電話」がなかった時代ではないだろうか?
映画の世界は夢があっていいなぁ。
「柳谷寛」と「若水ヤエ子」のコミカルな芝居がおもしろい。
左)山本麟一 中央)アダラカーン役の「沢彰謙」
右)原泉
カメラに背を向けている男は「長谷部健」
4人ともスパイ組織「どくろ仮面」のメンバー
そして4人とも映画「警視庁物語」に縁がある。
「山本麟一」は、金子刑事役でレギュラー出演。
「沢彰謙」「長谷部健」「原泉」の3人は、ゲストで出演している。
アダラカーン役の「沢彰謙」
顔にドーランを塗っているのがわかるが、こういうときは、やはりカラーがいいな、と思う。
「プレイガール」第148話「蝶々・新伍のとめてくれるな おっ母さん」(1972年1月31日)にゲスト出演した「沢彰謙」
悪役だけど、コミカルな演技を見せてくれた。
タイガー役の「長谷部健」
どくろ仮面メンバーで妹の「ユリ」と共に中山博士が発明した「あるモノ」の設計図を狙っている。
中山博士宅に家政婦として潜入した「ユリ」
演じるは「小宮光江」
「小宮光江」という女優を知ったのは、やはり映画「警視庁物語」シリーズ。
この作品の常連で清楚な役から悪女役まで幅広くこなす魅力的な女優
家政婦として入り込んだ「中山博士宅」に「こういうモノ」を仕掛け・・
なんかスパイ映画ぽくていいなぁ。
中山博士と娘・あや子の話を別室で盗み聞きしているが、「シゲル」と「このみ」の2人に邪魔をされ、設計図の隠し場所は、わからずじまい。
左)赤星博士を演じる「佐々木孝丸」
中央)田坂博士を演じる「永田靖」
右)中山博士を演じる「宇佐美淳也」
「永田靖」は、やはり映画「警視庁物語」シリーズ3作「追跡七十三時間」(1956)
シリーズ4作「白昼魔」(1957)で「松本克平」演じる「捜査課長」を演じていた(ピンチヒッター!?かな)
そして、シリーズ17作「12人の刑事」(1961)では、野球好きの頑固モノを演じていたのが印象に残っている。
左)小宮光江 右)松田警部役の「須藤健」
「須藤健」もやはり、「警視庁物語」で知った俳優でシリーズ第9作「顔のない女」(1959)で「石島房太郎」に代わり、2代目「渡辺刑事」を演じ、
最終作「行方不明」(1964)までレギュラー出演。
劇中で素晴らしい演奏を披露する
「楽団スウィング・ペェツ」
「小牧哲」「小牧ユミ子」「小牧ユリ子」
「小牧エミ子」と紹介されている。
「きょうだい?」
当時は有名な楽団だったのかな。
祝十郎を演じる「大村文武」
「大村文武」という俳優を知ったのもやはり映画「警視庁物語」シリーズ。
シリーズ7作「七人の追跡者」(1958)
シリーズ8作「魔の伝言板」(1958)
この2つの作品で「大田刑事」役を好演。
このままシリーズ最終作まで出演するのかと思ってたら、レギュラーとしては、この2本だけ。
ちょっと、ガッカリした記憶ある。
それ以降は、ゲストで数本出演している。
月光仮面がヘリコプターで登場したり・・
どくろ仮面が口から火を吐いたり・・

第2部へと続くのである。

2023年 つまり去年、最後に鑑賞した映画が「月光仮面」(1958)
映画ノートによると、12月30日とある。
そして、7年ぶり4回目と書いてあり、そんなに見ていたのかと、ちょっと、びっくり。
だけど、7年もの月日が流れると、大まかな内容は覚えていても細かいことは、忘れているので、新鮮な気持ちで見ることができた。