双眼鏡で見た最も印象に残るものベスト1は…、


やっぱり「皆既日食(99年イラン)」ですね。


ちょうど夏休みにあたっていて、これを逃したら次のチャンスはない…


そう感じて、ボーナスはたいてツアーに参加したんですよ。


で、どんな機材を持っていこうかと思案して、決めたのが


ミヤウチの10cm対空型双眼鏡!


「この双眼鏡でコロナを見たい!」


トルコやヨーロッパでも見られたのですが、98%という圧倒的な晴天率のイランに決めました。


スーツケースの中は双眼鏡と僅かな衣類だけ。


デカすぎます!


クアラルンプール経由でイラン航空でテヘランに到着。


さて、続きは…また明日!

昨日に続き、


双眼鏡で見た最も印象に残る天体ベスト2!


を発表します。


それは、


バラ星雲星


星空観望の楽しさは、明るくきれいに見えるばかりではないのです。


「見えるか見えないか、ぎりぎりのところをさまよう。」


楽しさがあるんですよ。


写真の対象物として人気のバラ星雲は、眼視ではほとんど見えない、とされています。


ほとんど、ってところがミソ。


ちょこっとなら見えるのです。


毎シーズン、晴れるたびに必ずその場所に双眼鏡をむけるのですが、見えた試しがない…あの日をのぞいて。


高校生のある冬の夜、何気なく双眼鏡をバラ星雲に向けると


そこそこバラっぽい(かなり想像をたくましくして)淡い光芒が見えたのです!


遠くにあった街灯のゴーストだと思い、場所を変えてもまだ見えている。


友達をよんで確認してもらうと、やはり見えるという。


バラ星雲って見えるんだあ~


と感動したのを鮮明に覚えていますよ。


若かったから瞳が7ミリ最大まで開いていたのが、成功要因だったかも。


ってことは、オジサンになった今は厳しいかなと、

ちょっと切なくなってしまいました…。













先日、お店 の特典として大野裕明さん にインタビューしたのですが、その中の質問に


「これまでに双眼鏡で見た印象深い対象のベスト3を教えてください。」


というのがありました。


自分だったら、何て答えるだろうなっていうのが今日の話題です。


ベスト3:

学生時代にニコン10×70で見た、アンドロメダ大星雲(M31)


その時まで、双眼鏡は望遠鏡の補助的な道具だと思っていましたが、この日を境に考え方が変わりました。


双眼鏡にしか見えないものもある!


東北地方に友人と出かけ、写真に夢中になっている友人から借りたのが、ニコン10×70。


前から気になっていたので、最高の空のもと、高く上ったM31へと向けてみたのです。


すると・・・、


予想をはるかに超えて広がりを持つ見事な星雲が、

宇宙空間にぽっかり浮かんでいるように見え(両目の威力は素晴らしい)、

神の目を通して宇宙を観ているような気分にさせてくれました。


注意深く見ると、渦らしい構造もわずかに見えて、感激ですよ。


それまでにも何十回と見ていたのに、この時見たM31は初めて見たかのような衝撃を受けたのでした。


その後も、そこそこ大きい望遠鏡で見たのですが、あの感激は超えてないですね…。














20年ぶりにプラネタリウムに子どもを連れていきました!


小型の双眼鏡5×20 を首からぶら下げて、熊谷市のプラネタリウムに参上です。


いやあー、楽しかった。


子どもをからかいながら見たので最高です。


解説「みなさん、夜の8時になりました…。」


私「(娘に)おい、歯磨きしたか? もう寝る時間だからお休み!」


娘「何言ってんの? しっかりしてよっ。」


こんな調子です。


かに座に双眼鏡を向けると(ピントの距離4メートルくらいか?)、ちゃんとプレセペ星団が分解している!


嬉しくなって、明け方M13が見えるか確かめると…、


あるある! 細かく、投影されてるんですねー。


プラネタリウム向きの双眼鏡は、


・小型で低倍率であること


・近距離でもピントが合うこと


ですね。


みなさんも、挑戦してみてください。


クイズに全問正解して、子どもから尊敬されました(笑)


大野裕明さんと話をして思い出したのは、

人生最初の望遠鏡でした。


小学校の時、理科室掃除をしていたら、先生がレンズを2枚くれたのです。

ひとつは凸レンズ、もうひとつは凹レンズ。貴重な物をもらったように感じ、嬉しくていじりまわしていたら、偶然、遠くのものが近くに見えることに気づいたのでした。


そう、これはまさにガリレオ式望遠鏡。


そうとも知らず、夢中になった私は、ゴミ捨て場にあった卒業証書を入れる筒を拾ってきて、望遠鏡に仕立て上げたのでした。


そして、夜。ワクワクしながらのぞいた月。


ぼんやりした黄色い光が見えたものの、クレーターは全く見えず。


がっかりしながらも悔しくて図書館へ行って調べると、

これは色収差と呼ばれる現象で、

普通の望遠鏡には2枚を貼り合わせて収差を抑えたレンズが使用されていることを知りました。


きちんと見える望遠鏡にあこがれ、1年間、父にねだり続け、ついに買ってもらったのは、


高橋製作所の65mm屈折望遠鏡(V1)でした。


小口径ながら良く見えて、毎晩持ちだしては、天体をながめたものです。


30年経った今、思い出して懐かしいですね。