知人のMさんは、刈り取った土手の草を燃やしていた。
奥さんがナスの収穫中だった。
鹿児島で作られる白ナスにはドン丸いものと少し長いタイプのものがある。
長い白ナスは後半少し硬くなるが、丸いタイプはあまり硬くはならない。
自家種の丸い白ナスを毎年植えられる。
もっと白いナスもあるが、Mさんのは薄緑地に生り口から緑色の筋をかける物や全体が薄緑の物の両タイプが出ると言う。
自家種だから長年の間に色々なナスが入り混じっているのだろうが、白い色だけは優勢なのだろう。
煮物にしても柔らかく、焼きナスは殊の外ジューシーである。
口にすると種が小さいのでトロトロととろけ、どこへ行ったか判らなくなる。
左側は鹿児島白丸ナス、右側は庄屋大長みたいな感じ。

種用に残して置いたナス。
熟すると黄色くなる。
テングナスと言われたが真偽のほどは判らない。
ナスにはよくこういう奇形果を見受ける。

それらの野菜を無人販売する。

大きなイヌマキはケブカトラカミキリでやられて、未だそのままとなっている。
今年の初め相談を受けた折り、伐って捨てよと言ったのにまだそのままだ。
伐るのが面倒くさいのか、捨てるのが名残り惜しいのか、おそらくはその両方なのだろう。
目的の皇帝ヒマワリは僅かに一本残っていた。
昔、Kさんという団地の花屋が持って来てくれたということだった。
KさんはMさんと同窓生で、団地のストアの店先に花苗や野菜の苗を並べて居られる。よく口の廻る方で、口から生まれて来たのではないかと思うくらいだ。
昔はワゴン車で移動販売もしておられたが、最近トンと見かけない。

皇帝ヒマワリの葉は互生である。

3~5裂した若くて勢いのある葉は優に30㎝を越える。

南方系なのだろう。
冬になると地上部は枯れるが、翌年には塊根のような根っこからまた新たに芽生えて来る。沖縄や外国ではやたら広がって問題になっているという。
種が出来る前に花を切除して伝搬を防ぐなどする必要があると思われる。
Mさんも一時は畑周りにたくさん植えていたが、今ではこの一本だけしか植えていないという。

Mさんの皇帝ヒマワリの種が落ちて自然発芽したものだろうということだった。
これにて一件落着。
しかし、このような植物が何かの拍子で拡がり雑草化し完全に帰化したら、これはこれでまた大変な事になりそうだ。
