久巳さんに電話すると、ブドウ狩りはしてないという。もっぱら直売店と、JAのおいどんが市で売りさばくという。3~4人付いてブドウ狩りをする人件費がもったいないのだという。ブドウ狩りするにはどこがいいか尋ねたら、二月田農園なら間違いないという。
と言うことで、孫達を連れて溝辺のJAから県民の森方向へ向かった。県民の森は途中で左折するが、二月田農園は直進して右側にあった。
『下もあっでな~。上ン方やっど。上!。』
久巳さんが念を入れてそう言ってたので、下のところを通り過ぎて上へ上る。
ブドウはピオーネ(巨峰にカノンホールマスカットを交配したもので、巨峰よりも香りが強く、かつ日持ちのよい品種で種無し処理してある)が主流。それと赤いブドウ・・・名前は忘れた・・・もあったが、数は少なかった。
休憩所で試食する分にはお金は取らない。採った分だけ重さを計ってお金を支払うことになっている。
二月田さんはカミさんと同級生ということであった。卒業してから会っていないらしく、先生の話とか色々していたようだった。お父さんによく似たポッチャリ顔の男の子が息子なんだろう。ブドウの品種とか、熟しているのの選び方とか方法を教えてくれるのだが、こちらは早く採りたいの一心であるから、うわの空である。

ナシは『豊水』と言う品種だった。赤ナシ系の早生の品種である。
久巳さんのところで作っている『新高』というのは晩生でびっくりするくらい大きい。『豊水』は『新高』よりは幾分小さいが今頃食べるのでは一番味が乗っているということであった。
試食したものは、流石においしかった。宮川ダイスケみたいに『ウマイ!』ってやれば二月田さんの顔もたったのであろうが、カミさんの手前おとなしくしていた。

娘婿の母さんや兄貴の分までしっかり収穫・・・。おかげでたんまり支払うこととなった。
しかしこの味なら誰に差し上げても満足してもらえるに違いない。自分が作ったものではないにしろ、人がおいしそうに食べる姿を思い浮かべただけで幸せな気分になる。二月田さんに感謝。久巳さんにも・・・。