三重野川を上って家の山に上る道路傍に生えているシダ。

これが多分あの白いシダの親分さんだと思う。

 

いくらか白っぽい。アイコハチジョウシダ・・・?

 

白っぽくて小さいのがあった。これは多分白いシダと同じものだろう。

何本か引っこ抜いて来て鉢台の下に植えたので家の白いシダとの比較もできるものと思う。

 

さらに上ると木曽に着く。木曽は昔は田んぼだった。

小学校の低学年の頃だろう。親父はその田んぼに杉を植えた。植えて何年かは下草を払わないと杉は草に負けてしまう。親父は長いススキを造林鎌で刈っていた。

田んぼに植えた杉はヒョロヒョロ伸びて質が良くないのは分かっているのだが、杉でも植えないことにはどうしようもなかったのだろう。

『お前が大きくなった頃には家でも作る足しにはなるだろう。』と言っていたのだが、

こんなヒョロヒョロした杉は誰も買わない。伐る方のお金の方がはるかに高く付く訳だ。

小屋でも作ろうと思えば伐ってもいいのだがそんな気もない。いっときはこのままだろう。

 

木曽を上って尾立を左へ曲がるとK君の山だ。煙は大隅の方へ流れている。

 

むろんK君の山に私が上って来ていることを彼は知らないだろう。

同窓生のK君はこちらには住んでいない。不在地主が森林組合に山の管理を任せた訳だ。

ヘアピンカーブの辺りは伐採木を搬出するのに暗渠排水もへったくれもなく道路の肩を壊したままで長いこと通行止めになっていた。組合に私がヤイノヤイノ言ってようやくが下のヘアピンカーブの修復をしたのが去年のことだった。尾立の水はこの谷を流れて山之田川に注ぐ。

ここはそういう地形になっている。

 

今はもう使われていない風車が見える。いったいあの会社はどうなったのだろう。

 

ススキやヒメジソの中にヤマヒヨドリは健在だった。

 

ここに上って来たのには訳がある。ヒョッとしたアサギマダラが居るかもしれないと思ったのだが少し早かったようだ。アサギマダラは見つけることはできなかったが道路傍でヒヨドリバナを見ているので近いうちに飛んで来るだろう。今年正月にここに来たので今年二回目と言うことになる。爽やかに風が吹き抜ける尾根伝いに軽トラを走らせる。…以下続く。