久々の雨、北の方では雪だろう。
森進一の襟裳岬と言う歌がある。
何もない春~
とはどんなものだろう。
心象風景にせよ何もないという事はあり得ない。
ここに生まれたというだけでうれしい。
鉢植えの四季咲きモクセイが、


わずかに蕾が綻んだ。

まだまだ雌雄は判らない。若干雌蕊が膨らんでいるような…?


ツバキ『発心一休』。
命はそこに生まれる事を選択できない。

偶々そこに『一休』が生えていて、それに『発心白』の花粉を蜂が運んだ。
実が生って種ができて新しい命が自然に芽生えた。
命はそこで一生を終えるか、種を宿るかである。

しかしこの種を播いても『発心一休』にはならない。
人生は一期一会、それが故”袖振り合うも多生の縁”ということになる。
