天気が悪くなるという予報だったので午前中三重野のオニユリを見て廻る事にした。
三重野も広い。
山之田川に沿って散在する猫の額ほどの田んぼと周りを囲む山々、高い所で尾立の無線跡で400mくらいだがそちらはもう春山だ。
辛うじて畑があると言えば家の辺りの前原と道路を隔てた三重野原くらいである。
三重野は縄文の里、そこらを掘ると矢じりや土器片がいくらでも出て来る。
まあこんなスンクジラに人がよく居着いたものだ。
二倍体オニユリは通称甚ドンの屋敷跡を取り囲む周囲の土手一帯にある。
大字三重野で字三重野のいわば三重野のド真ん中である。
オニユリはここ以外にもあるがここが一番多い。何より観察するのには都合がいい。
実の生る二倍体オニユリもここにあった。
以前三重家に所縁のある人のルーツ調べの時もここにお集まりいただいた事がある。
三重野のこんなド田舎でもバスが通る。市にとっては赤字もいい所の福祉バスだ。
勝っちゃんが正月前に草を刈ったのに一面草ボウボウとなった。


甚ドンの屋敷跡の広場に軽トラを停めて逸出したオニユリを見てみた。
家で鉢に植えて試験栽培しているものと同じようなもので、ムカゴも蕾の兆しさえ見えない。まだまだ伸長期なのだろう。
葉の長さは150㎜程度。幅は15㎜程度。



車をそこに停めて下の道路沿いに歩く。
40㎝程の細い茎にムカゴが生っていた。
ムカゴは栄養状態の左程良くないヒョロイものに生っている。



30㎝そこそこでムカゴが着くということは、オニユリは自らの生命の非常事態を本能的に察しているのだろう。ムカゴは花は咲かずとも種の保存上重要な役割を担う。



枯れたマツの下にひと際大きなオニユリがあった。ボスのような気がする。



葉の長さ170㎜、幅15㎜。
チョッと大きいが周りのユリが小さいので大きく見えたのだった。


実は昨日灰床を先に見たのはこのユリがコオニユリかどうかを確認するためだった。

根元には毛はなく、割とツルツルしている。コオニユリに間違いない。



ここにはオニユリだけしか生えていないのではなく、コオニユリもあるにはあった。



しかしながらコオニユリの割合は極々わずかで99%はオニユリだ。
道路を廻ってサクラおばさんの方へ行く道に入り込むと、ほとんどオニユリだった。



50㎝程度だったがムカゴができていた。
しかしながらこれが全部が全部二倍体のオニユリではないだろう。
対馬では二倍体75%、三倍体25%くらいの割合だという。
残念ながら二倍体・三倍体を見極める術を知らない。


