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筍がひとつも大きくならずに居座ってしまう筍を座い筍(スワイダケンコ)という。
もちろん鹿児島のここら辺りだけの呼び方だろう。
色々検索するうちに、下記記事がヒットした。
止筍(トマリタケノコ)
筍には最初からすくすくと伸びて行く筍と、全然伸びずに小さいままの筍がある。
新芽の黄色い雌竹と緑色の雄竹と関係があるような気がして調査してみたが、新芽の黄色い雌竹でも途中で芯止まりして伸びの速度が遅々としているのもある。
そのような筍は大抵雄竹のように緑っぽい芽の色に変わっている。
成長のいい筍のそばに二本の止筍がある。

スワイダケンコと言う言い方がしっくりくるのだが、標準語の止筍(トマリタケノコ)と言い方に変える。何よりその方が一般には分かりやすいだろう。
お座りになる理由は成長のいい筍に養分を吸収されて伸びないのかと思ったが、そうでもない。

現実にはそばに立派な筍などなくても止筍はいくらでもある。

中には、新芽が出たと思ったら全然伸びずに緑色に変わったままのもある。
これでは永久に日の目を見ない土中止筍という事になる。

今年の筍は表年でやたら生えている。
一般にはモウソウチクの寿命は67年とも言われる。家には昔からのモウソウチク林があり、それは爺さんより前の代に植えられたものだ。100年は優に経っていると思われるモウソウチクが枯れたという事を聞いたことがない。
止筍は己の種の保存と関係しているのではないか?
つまり生え過ぎた場合には自らを間引き、過繁茂してやがて自ら滅んで行くようなことを調節しているのではないだろうか?
さていよいよ最後かもしれない筍掘り…。
コレで最後と言っては何度か掘り続けて来たが、イヨイヨ最後かもしれない
。
①地面がモッコリ膨らんでいて掘ってみたら出て来た雌竹。



②芽の先がわずかに黄色味を帯びた雌竹。



同じような場所に二本生えていた。
その状態 ③左下の雌竹 ④右上の雄竹⇒止筍気味



ガハ〰ッ!④止筍が一番きれいに掘れたゾナ!

実は今まで止筍を食ったことがない。
昔から食うなら雌竹と言われて雌竹を目掛けて掘って来た。
止筍とはどんな味だろうと思った。



最後の④止筍らしきものは見るからにエグそうで、中の色も黄色っぽい。
伸びのいい筍は中の色が白く、中心の節の部分が凹んでいるようだ。

御託を並べてもどんなものかは食わない事には始まらない。



一時間も煮ると箸はすんなり通る。一晩そのまま浸け置く。



翌日水で糠を洗い流す。



左:④止筍、右:①雌竹(メダケ)

根っこを切ってみた。先ず①の雌竹から食ってみる。
これは味がしないくらいにアクが抜けた。これならカミさんでも食える。

次に黄色っぽい④止筍を食してみる。
アギャ〰〰〰




。
舌を出し入れして歯で͡しごいてみたが取れぬ。これはまったくスゴイエグミだ。
そのエグミはいっときは取れずにいつまでも口の中に残る。
グヘェ!二度と食わぬワ~。
