カミさんが白菜を持って行って来てというので、下りて行った。
カミさんはよくこういった気を回す。お世話になっている人への気配りを貰い物で済まそうとかいう積りでもないのだろうが、とにかくよく気が巡る性分である。
車はあるのに誰も居ない。
白菜を二つ置いて道路側へまわるとヤマザクラがだいぶ膨らんだようだ。

道路際の保存樹の説明板のそばにたったの一輪開いていた。
見ればワカルというが説明板のそばに咲いているというのが何とも心憎い。

ヤマザクラは花が咲き始めると同時に葉も展開し始める。種類によって葉の中にチラホラ咲いて居たりするのを見る。
ソメイヨシノなどは花が終った後に展葉し始めるので、サクラの花の下で花見となるとこれほど絵になるサクラも少ない。ソメイヨシノは桜の一品種でエドヒガン系とオオシマザクラの雑種であると言われているが、元々は一本の木から生まれた桜の木である。お花見のお蔭で広まったいった桜と言っても過言ではない。

ヤマザクラは大方はまだツボミ…、来週には間違いなく咲くだろう。

溝川沿いに歩いて山之田川の堰の所まで行った。

三重野桜(…いい加減な仮称なのだが
…。)が綻んでいた。

明るい桃色の花はオカメザクラとか陽光桜のような感じを受ける。

オカメザクラよりは花は断然大きい。枝打ちがヤマザクラのように立ち性で大振りなこのヤマザクラの実生に三重野桜と名前を付けた。

ヤマザクラの実生で、カンヒザクラ系を片親とする交雑種ということになる。
ヤマザクラを台木にしてこの花を接ぐ事も考えたりしてヤマザクラの実生苗をポットに植えたりした。最強の三重野桜ができ上るとは思われるが、種の保存のためにはクローンによる増殖も必要なのではあるまいか。

ふるさとは瞼の裏にあるという。
思えばブログを通じて色々な方と知り合いになった。
何世代か前にここに住んで居られた縁者の方にもお会いできた。
日々の生活に追われてもとにかく今を生きなければならない。
食う金を得るためにとにかくふるさとを出た人達。
サラバ三重野・・・、夢を求めて出て行った人達。
縁あって遠くの方と結ばれた人達。
かくいう私の息子も東京に出た。
人生は思うようにはいかない事が多い。
その人達にまず三重野を思い出してもらいたい。