宝塚音楽学校112期生に合格を頂いた生徒達のことを少し書きたいと思います
プティパ歴最長だった高3娘役、親友が次々先に合格していく中、苦しいスタートからついに4回目で合格をつかみ取ってくれました
卒業生やお母様方から最も応援され、プレッシャーも強かったと思いますが、その重みをしっかり受け止めて、今年は一番近い距離で技術面も精神面も鍛え上げてきたので、不安無く試験に送り出せました
初めて会った時から、元気な挨拶と笑いのセンスが抜群で、以前はスポンジボムとの異名で2次元的な不思議な動きだったのですが、今ではエレガントな雰囲気と、苦手だった高音もしっかりこなせるようになり、感性あふれるバレエやジャズは、見ている人を魅了できるところまでしっかり成長してくれました
心が本当に繊細で美しく、夢は『私と出会った人みんなを笑顔にしたい』だそうです はい。私はいつも笑顔になれましたよ
サイコロの面がくるくる変わる様な、自由で色彩豊かな魅力と、信じる強さを手にした彼女は、これからどれだけの人を笑顔にしていってくれるか楽しみです
一番長くプティパに在籍していたので、正直ロスが不安・・
これからも努力を怠らず、憧れ続けた宝塚の舞台で魅力を振り撒いてください
高1の夏にプティパ民の仲間入りをして、2回目で見事合格を頂いた高2男役
当時はでっかすぎるおだんご姿に、長い手足で綺麗なバレエを踊る反面、歌声はほぼ『クレ○ンしんちゃん』でしたね~
その後髪を切り意識も変わり、どんどんカッコ良くなり、レッスンの注意を必ず落とし込んで、自分でも沢山研究して次のレッスンに臨んできていました
発表会ではセンター男役として、セクシーなダンスナンバーから美しいデュエット、何より苦手だった歌の成長が凄まじかったです
成長のスピードがマッハ級で、一年半とは思えない程の存在感でプティパを引っ張ってくれました
心が真っ直ぐでとにかく素直、嫌いな人も嫌われる人もいないところも大変素晴らしい
いつの日かスポットライトを浴びて輝く黒燕尾姿を思い描き、楽しみが尽きません
今回の合格した同郷仲良し2人は、素晴らしい人格と協調性、当たり前に努力できること、感性豊かな歌とダンスが際立ち、一年を通して模擬試験で1位と2位をキープし続けた納得の2人でした。
今年の受験は、ショックな出来事や突き刺さるニュース、世間の辛辣な声、現役生の気持ちと心穏やかでいることは難しかったですが、たくさんの方の支えや応援をいただき、こうして無事受験を終えることができました。
様々な変革の時を迎えている宝塚、112期生としての誇りと自覚を持って、同期支え合いながら、内も外も素晴らしいタカラジェンヌとして舞台に貢献できるように頑張っていってください
本当に本当におめでとう
そして新たな春を迎える全てのプティパ民が、前向きで希望あるスタートを切れます様に、いつもみんなのことを想っています
卒業生にお花をプレゼントしてましたそして熱い抱擁
本当に素敵な生徒達です