J1・第20節結果&順位表
(第20節結果)
大宮 1 - 5 川崎
鹿島 0 - 2 広島
甲府 1 - 1 磐田
新潟 3 - 3 大分
清水 2 - 0 東京
C大阪 1 - 2 浦和
福岡 1 - 3 千葉
名古屋 3 - 3 G大阪
京都 0 - 4 横浜
(第20節終了時順位表)
順位 チーム名 勝点 試合 勝 分 敗 得 失 差
*1↑ 浦和R 43 20 13 4 3 41 15 26
*2↓ G大阪 43 20 13 4 3 50 28 22
*3→ 川崎F 41 20 12 5 3 51 26 25
*4→ 清水S 38 20 12 2 6 37 24 13
-----優勝争いライン------------
*5→ 鹿島A 33 20 10 3 7 34 32 *2
*6↑ J千葉 32 20 *9 5 6 39 33 *6
*7↓ 大分T 32 20 *9 5 6 34 28 *6
*8→ 大宮A 29 20 *9 2 9 26 32 -6
*9→ J磐田 28 20 *7 7 6 33 29 *4
10→ F東京 27 20 *8 3 9 34 33 *1
11→ A新潟 27 20 *8 3 9 27 36 -9
12→ 横浜M 26 20 *7 5 8 31 26 *5
13→ 名古屋 24 20 *6 6 8 31 36 -5
-----降格理論該当ラインー-------
14→ V甲府 22 20 *6 4 10 24 41 -17
15→ S広島 19 20 *5 4 11 27 39 -12
-----入れ替え戦行きライン------
16→ 京都P 15 20 *3 6 11 29 51 -22
-----自動降格ライン------------
17→ A福岡 11 20 *1 8 11 19 35 -16
18→ C大阪 10 20 *2 4 14 22 45 -23
前節まで首位のG大阪が引き分けに終わり、また4位の清水まで優勝の可能性が出てきたけど、実際には3位までにいるクラブが優勝しそうですね。
5位の鹿島は連敗で首位とは勝ち点差10。完全に優勝争いから脱落した印象。
さらに主力の小笠原がイタリア行き目前で戦力ダウンは必至。
次の21節が終わると小休止を挟んで、22節から週1試合ペースになるんで、運動量が要求されるサッカーをやってるクラブやレギュラーの年齢層が高いクラブが今より順位を上げてくるでしょう。
降格争いは16位以下の3クラブでほぼ決まりかなと。
京都は点はそこそこ獲ってる(8位大宮、11位新潟、15位広島より多い)けど、とにかく守れない(失点数ワースト)。
福岡は逆にそこそこ守れてる(失点数は11位新潟、13位名古屋よりも少ない)けど、点が獲れない(得点数ワースト)。
C大阪は点も獲れないし守れない(得点数、失点数ともにワースト2位、得失点差ワースト1位)。
どうやってもこの3クラブが15位広島や14位甲府を上回ってくる姿は想像できないません。
J1・第20節試合予定
■第20節
8月26日(土)
開始 ホーム アウエー 会場
18:00 大宮 - 川崎 熊谷陸
18:30 鹿島 - 広島 カシマ
18:30 甲府 - 磐田 小瀬
19:00 新潟 - 大分 新潟ス NHK-BS1生中継(解説・宮澤ミシェル、実況・曽根アナ)
19:00 清水 - 東京 日本平
19:00 C大阪 - 浦和 長居
19:00 福岡 - 千葉 博多球
Jリーグタイム 21:10~21:35 (解説・早野宏史 ダジャレ王復活なるか!)
8月27日(日)
開始 ホーム アウエー 会場
19:00 名古屋 - G大阪 瑞穂陸
19:00 京都 - 横浜 西京極 NHK-BS1生中継(解説・山野孝義、実況・野地アナ)
(第19節終了時)
順位 チーム名 勝点 試合 勝 分 敗 得 失 差
*1→ G大阪 42 19 13 3 3 47 25 22
*2→ 浦和R 40 19 12 4 3 39 14 25
*3→ 川崎F 38 19 11 5 3 46 25 21
-----優勝争いライン------------
*4→ 清水S 35 19 11 2 6 35 24 11
*5→ 鹿島A 33 19 10 3 6 34 30 4
*6→ 大分T 31 19 *9 4 6 31 25 6
-----TOP5入りを狙えるライン----
*7→ J千葉 29 19 *8 5 6 36 32 4
*8→ 大宮A 29 19 *9 2 8 25 27 -2
*9↑ J磐田 27 19 *7 6 6 32 28 4
10↑ F東京 27 19 *8 3 8 34 31 3
11↓ A新潟 26 19 *8 2 9 24 33 -9
12↓ 横浜M 23 19 *6 5 8 27 26 1
13→ 名古屋 23 19 *6 5 8 28 33 -5
-----降格理論該当ラインー-------
14→ V甲府 21 19 *6 3 10 23 40 -17
15→ S広島 16 19 *4 4 11 25 39 -14
-----入れ替え戦行きライン------
16→ 京都P 15 19 *3 6 10 29 47 -18
-----自動降格ライン------------
17→ A福岡 11 19 *1 8 10 18 32 -14
18→ C大阪 10 19 *2 4 13 21 43 -22
無理難題があってもきちんとしたフォローがしてあれば信頼関係は築いていけるもの
オシム監督 Jの全面支援取りつけた
日本代表のイビチャ・オシム監督(65)がJリーグからの全面協力を勝ち取った。24日、東京・本郷のJFAハウスでJクラブ強化担当者会議が行われ、日本協会からの要請を受けてオシム監督が初めて出席。約10分間の“演説”で日本代表への協力と対話路線を呼びかけ、各クラブからの支援を取りつけた。中東遠征(3日アジア杯最終予選サウジアラビア戦、6日同イエメン戦)の出発直前のメンバー決定も承認された。
熱弁だった。午後2時に会場入りしたオシム監督は得意の“語録”で日本協会とJリーグの協力関係構築の重要性を訴えた。
「どの国でも協会とクラブは対立するものである。だが、日本が発展するためには、うまくやらないといけない。お互いに同じ皿の上のメシを食っている関係。どちらかが引っ張り合ったらうまくいかない。どちらかがツバを吐きかけてしまったら、それを自分で食うことになるんだ」
わずか10分間ではあったが、思いは十分に伝わった。千田通訳は「(皿の話は)向こう(ボスニア)にあるたとえ話で、共存共栄を意味する」と説明した。指揮官は最後に質問と意見を求めたが、手を挙げる強化担当者は1人もいなかった。「何もなければ、もう帰りますよ」と笑みを向けると自然と拍手が起こったという。J1、J2全31チームの心をガッチリとつかんだ瞬間だった。
オシム監督は中東遠征出発(31日)直前の30日にメンバーを決定する予定だが、それについてのクレームも一切なし。新潟合宿で移動初日に猛練習を課したことに対する不満の声もなかった。イエメン戦で代表7人を送った浦和の中村GMが「こういう雰囲気は初めて」と満足そうに話すと、大宮の佐久間強化部長も「協力しようという強い気持ちになった」と心を動かされたようだった。
オシム監督に共鳴するのは、何もこの日の言葉だけではない。ジーコ体制の強化担当者会議では紛糾することもあった。代表のメンバー発表ではクラブへの事前通達がなく、代表監督との直接対話は少なかった。ジーコ前監督が同会議に出席したのも就任当初の1回だけ。しかしオシム監督はジーコ前監督とは対照的に対話路線を強調。事前通知はもちろんのこと、小野技術委員長を通じてクラブの協力に感謝の言葉も伝えているという。ある関係者は「オシムさん、小野さんはクラブにいた人だから、きめの細かいフォローがある」と話す。
クラブの強化担当者会議は日本協会・技術委員会の主催で月1回開催されるが、今後も要請があれば、オシム監督はなるべく出席する意向だという。報道陣には無言のまま車に乗り込んだ指揮官だが、表情は柔和だった。日本強化のためのハードルを、また1つ乗り越えた。
≪マンガにも登場≫サッカー日本代表のオシム監督がマンガになった。25日発売の「Sportiva10月号」(集英社)で「オシムの言葉 マンガ編」の連載が始まった。30万部を超えるベストセラーとなった「オシムの言葉」の著者・木村元彦氏が監修を務めている。Sportivaの松沢編集長は「彼の現在までの軌跡と最新の情報をわかりやすく伝え、読者に感動を与える手段として漫画を選んだ」と話した。
[ 2006年08月25日付 スポニチ ]
まさにマジック!オシム監督が得意の“語録”でJリーグ制圧
これもオシム・マジック?! 日本代表イビチャ・オシム監督(65)が24日、東京・文京区のJFAハウスで行われたJリーグ強化担当者会議を制圧した。オシム流の選手招集方法などをめぐりJクラブ側の反発が必至とみられたが、あの“オシム語録”で機先を制して会議を完全掌握した格好。同監督が見事な人心掌握術で、対立しがちなクラブとの関係で主導権を握った。
“哲学者”の異名に恥じぬ第一声だった。オシム監督は“難敵”の心をあっさりつかんだ。
「こういう言い回しがある。同じ皿の上で同じ料理を食べている。どちらかがつばを吐けば、それを自分が食べることになる」
午後2時開始のJ強化担当者会議で切り出した言葉がこれ。「経験上リーグと協会は対立するものである」という同監督は日本サッカーを「同じ皿の料理」にたとえ、共存共栄の重要性を訴えたのだ。
紛糾は確実とみられた会議だった。日本サッカー協会技術委員会がJ各クラブの強化担当者に代表日程などの説明を行う同会議は、今回がオシム監督就任後初の実施。中東遠征メンバーを出発前日の30日に決定する異例の方針を示していたオシム監督に対し、不満が続出すると思われた。
ところが、会議を終えた浦和・中村GMは「あれが例の語録か」と感心しながら「会議に出てくれること自体うれしい。望んでいたこと。これまで協力しなかったわけじゃないが、協力しようという気持ちになる」と共存意識を強調。FC東京・鈴木強化部長も「こういう会議に監督が出るのは珍しい。ジーコのときはなかったよね」などと好意を示した。30日のメンバー決定も多くが異論なし。“強行”に問題はなくなった。
まさにオシム・マジックだった。同会議にはジーコ前監督も任期4年間で1度だけ出席したことがあるが、各クラブ幹部は印象が薄いと口をそろえる。しかし、オシム監督は車を飛ばして就任後第1回から出席し、開始12分で退席する際には満場の拍手を受ける存在感を放った。日本協会・小野技術委員長は「今の雰囲気を大事にしたい。ホッとしました」と笑顔を見せた。
ベストセラー本『オシムの言葉』は会社経営者の間でも話題になっている。たった12分で“お偉いさんたち”を虜にした人心掌握術。“オシム語録”が“日本を1つ”に変えていく。
(志田健)
◆大宮・佐久間悟強化部長
「サッカー界はみんなが危機感を持っている。4年後もこれからも共存していかないと」
(サンスポ)
スポーツ紙の中では一番オシムに批判的だったスポニチがここまで書いているということは現場の空気がよほど好意的だったということでしょうね。
ただ、こう日本サッカー=オシム一辺倒になっていくのも恐い感じが少ししますね。
日本のマスコミは褒めて持ち上げておいてから、後で必ず貶しまくる傾向がありますから。
いずれにしてもJFA及び代表チームとJリーグが同じ方向を向いて歩いていこうという雰囲気になった裏には、期待感だけでなく危機感もあるのは確かでしょうね。
横浜の監督交代会見
岡田監督辞任 勝負への執着心薄れ
J1で12位に低迷する横浜は24日、岡田武史監督(50)の辞任を発表した。同監督は23日の大宮戦で敗戦後、クラブ側に辞意を伝え、クラブ側もこれを了承した。後任監督には、横浜と前身の日産自動車で活躍した元日本代表MFの水沼貴史コーチ(46)が昇格する。
就任した03年から2年連続Jリーグを制するなど、輝かしい経歴を誇る知将が、4年目のシーズン半ばで辞任することになった。チームは現在、12位と低迷。岡田監督は「勝負に対する執着心が薄れてきた。チームと選手には迷惑をかけられない」と決断の理由を語った。
今季は開幕4連勝の後、15試合でわずか2勝。優勝が難しくなった7月26日の磐田戦で敗れた後に進退伺を提出したが、クラブ側に続投を促された。だが19日の最下位・C大阪戦に完敗すると、今度は辞任を申し出た。この時も慰留されて23日の大宮戦に臨んだものの連敗。プライベートに不幸があったことも影響し、試合後に「もう無理です」とあらためて辞意を伝えた。「ファイティングポーズが取れるか」を監督の条件の1つに挙げていた左伴繁雄社長は「勝負への執着心が薄れたと言われたら受け入れるしかなかった」と話した。
失速の原因について岡田監督は「チームマネジメントがしっかりできなかった」と体制づくりの失敗を挙げた。昨季も9位に終わり、優勝を誓った今季は自らスタッフを代え、選手補強も希望通り。だが故障者が続出し練習での緊張感も薄れ、求心力が低下。監督批判を口にする選手も出て、チームは一体感も方向性も失った。過密日程の最中の辞任は極めて異例だが「自分だけのうのうとしているわけにはいかない」とけじめをつけた。貢献度を踏まえ昨年の1回を含む計3回も慰留してきたフロントも最後はフォローできなくなっていた。
これを機にクラブは故障者続出の原因となったアンジェロ・フィジカルコーチを解任。岡田監督と一心同体の小山哲司トップチームディレクターも「辞める」と辞意を漏らしており、このまま岡田色は一掃される。水沼新監督の下、27日には京都戦が迫る。名将の辞任は、チーム再生の特効薬となるかどうか注目される。
≪岡田監督に聞く≫
――辞任の理由は?
「今年は優勝しますと、いろんな手だてをしてもらい、コーチを切ったり非情な決断をしてきた。結果が出なくて、自分だけのうのうとしているわけにはいかない。3年8カ月、チームと選手に感謝したい」
――失速の原因は?
「戦術よりチームマネジメントがしっかりできなかった。勝負への執着心を示してやれなかった」
――苦しんだ部分は?
「一段上のサッカーを目指したが、結局はマルケス頼り。サッカーの方向性を変えるかどうか苦しんだ」
――監督を4年やることは難しいのか?
「3年も4年も変わらない。4年目でどうこうっていうのはない」
――こうしておけば、というのは?
「たくさんあるが、後悔していない。力がなかったということ」
――今後は?
「それほど蓄えがないので、働こうと。体を動かさないといけない。サッカーの世界に戻るかはちょっと分からない」
[ 2006年08月25日付 スポニチ ]
横浜が岡田監督辞任と水沼新監督を発表
横浜の監督辞任で、記者会見する岡田武史氏(共同) J1で12位に低迷する横浜は24日、岡田武史監督(49)の辞任と水沼貴史コーチ(46)の監督昇格を発表した。横浜市内のクラブハウスで記者会見した岡田氏は「勝負に対する執着心が薄れたのが一番の要因」と険しい表情で話した。水沼新監督は練習後に「やるしかないという気持ちだ。とにかくチームをよみがえらせたい」と決意を述べた。
岡田氏は会見で、19日のC大阪戦に敗れ、クラブ側に辞意を伝えていたことを明らかにした。慰留されたが23日の大宮戦も1-2で敗れ、再び辞任を申し出た。左伴繁雄社長は「最終的に受け入れることにした。辞意が固かった」と説明した。
1998年のW杯で初出場の日本代表を率いた岡田氏は2003年に横浜の監督に就任。J1で03、04年と2連覇を果たしたが、昨季は9位に終わり、今季も6勝5分け8敗と不振だった。
水沼新監督は横浜と前身の日産自動車で活躍した元日本代表MF。今年から横浜のコーチに就任していた。
岡田武史前監督 今季は補強やいろんな手だてをしてもらってこの結果なので、責任を取ることにした。チームマネジメントができず、勝負に対する執着心もしっかり示せなかった。やることはやったが、自分の力が足りなかった。
水沼貴史新監督 プロの世界では、こういうことはある。コーチを引き受けた時から、監督をやるかもしれないという覚悟は持っていた。今いる選手とスタッフを信じてやるしかない。
[2006年8月25日2時58分 日刊スポーツ]
迷いが選手の自信喪失に 名将も執念薄れて辞任
狂い始めた歯車を修正できず、横浜Mの岡田監督はシーズン途中で辞任した。「勝負に対する執着心が薄れてきた。それだけで持ってきたような男だったが…」と悔しさをかみ殺すように話した。リーグ2連覇の栄光から暗転、昨季以降の不振からチームを立て直す道筋を示せなかった。
采配(さいはい)にも迷いが生じていた。FWマルケスらの故障で戦術や選手起用が一貫せず、好結果が伴わないために選手が自信を失う悪循環。23日の大宮戦後、選手は「意思統一ができない」と口をそろえた。パスをつなぐのか、ロングボールを入れるのか。攻めていても、チームはばらばらだった。
7月23日の福岡戦では、FW久保が負傷で続行不可能と勘違いして交代させるミスも。主将の松田は「監督が迷っているのは自分たちの責任」とかばっていたが、選手の戸惑いは増幅した。
「今季は補強やいろいろな手だてをしてもらった。これ以上選手に迷惑は掛けられない」と岡田氏。輝かしい実績を持つ名将は、50歳となる25日の誕生日を目前に身を引いた。
水沼新監督はJリーグの指導現場に出たのは今季からで、手腕は未知数だ。「自分の色を出す余裕はない。目先の1試合だけを考える」と話す。この監督交代が、苦闘する名門クラブ再生への即効薬となるか。楽観はできない。
(了)
[ 共同通信社 2006年8月24日 19:06 ]
まるで悪性腫瘍の摘出手術みたいにゴッソリと岡ちゃんの息のかかったスタッフまで辞めさせるんですね。
監督交代劇は数あれど、ここまではっきりと根こそぎ代えちゃう人事は珍しいでしょう。
これでは今後さらに負け続けた場合、全部水沼新監督が背負うことになりはしないか心配です。
そもそもクラブのフロントは責任とらんのかという気がどうしてもしてしまいますね。
岡ちゃん辞任
横浜岡田監督が辞任!後任は水沼コーチ
サッカーJ1の横浜岡田武史監督(49)が23日、成績不振で辞任した。当面は今季からコーチを務めている水沼貴史氏(46)が監督代行として指揮を執る。24日に発表される。岡田監督は03、04年にチームをJリーグ王者に導いたが、05年は9位に低迷。就任4年目の今季は王座奪回を目指したが、この日大宮に敗れて6勝5分け8敗の12位と苦戦。その責任を取って、自ら決断した。24日からは水沼氏の指導の下、立て直しに着手する。
名将とたたえられた男は、苦難のシーズンを全うすることができなかった。「勝ちにこだわる試合をしてくれ」。岡田監督が最後のメッセージを選手たちに送った大宮戦も、横浜はほとんど攻撃の形をつくれないまま敗れた。「練習でやっていないことを言っても、試合では急にできない」。試合後の会見も、自嘲(じちょう)気味の言葉のみで足早に後にした。選手たちからは、戦術の不明りょうさに戸惑う声も大きくなった。ついに、自ら監督の座を降りることを決意した。
2年連続のJ優勝監督も、この2年間は思うような成績を挙げられなかった。特に今季は開幕4連勝と快調なスタートを切りながら、その後11試合でわずか1勝。W杯中断期の北海道合宿を3バックシステムの熟成に費やしながら、中断明け初戦の7月19日清水戦に敗れるとすぐに4バックに変更。苦しい試合の終盤にはほとんど練習していないパワープレーを指示するなど、戦術面での一貫性のなさも目立つようになった。限界を感じつつあった岡田監督は、同30日の新潟戦前にクラブ首脳に辞意を伝えていた。慰留され、さらには新潟戦で6試合ぶりに勝利したことでいったんは続投が決まった。
だが、今月19日にC大阪に敗れると、再び進退問題が浮上。試合後の会見で「監督を続ける意思はあるのか」と聞かれ「非礼な質問。答える義務はない」と冷静さを失う場面もあった。大宮戦で連敗すると、岡田監督はクラブ首脳とともに深夜の戸塚のクラブハウスに移動。話し合いの末、辞任をクラブに了承させた。25日に50歳の誕生日を迎える、2日前の出来事だった。
岡田監督は97年には加茂監督の辞任を受け、ヘッドコーチから昇格する形で日本代表監督に就任した。予選敗退の危機にあったチームを見事に本大会に導き、そのままフランスW杯で指揮を執った。99年から監督に就任したJ2札幌も、00年の優勝でJ1に昇格させた。横浜でも03年には両ステージ制覇の完全優勝。成功に彩られてきた監督人生だったが、挫折の憂き目を見た。
当面は、水沼コーチが代行を務める。元日本代表でクラブOBの同氏は、今季から古巣のコーチに就任していた。プロでの指導歴が1年に満たない。だが、それまではテレビの解説など、現場から1歩離れた立場でサッカーを勉強してきた。ここ数日は主将のDF松田と練習後のピッチで長時間話し込むなど、選手と近い距離を保って指導を行っていた。岡田監督と選手との意思疎通が難しくなっていただけに、クラブは水沼氏の独自の指導スタンスで選手たちのモチベーション向上を図る。さっそく24日の練習から指揮を執る。27日に京都、30日に甲府と連戦が続くが、短期間でチームを立て直せるか。今後の目標を3位以内と掲げ、横浜が新指揮官のもと、再出発する。
[2006年8月24日8時48分 日刊スポーツ]
もう、さすがにここまで勝てない状況が続くとわけわかんなくなるでしょうねえ。
監督としての能力のあるなしに関係なく、流れを変えるためにまず自分が身を引くべきではないか?と考えた結果がこういう形だったのでしょう。
まだ、若いんだし、しばらく充電してからまた低予算のJ1下位やJ2上位のチームを率いてもらいたいです。