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岡田武史氏が来季東京の監督に

慌ただしく帰宅した岡田武史氏  前横浜監督で98年W杯フランス大会の日本代表監督だった岡田武史氏(50)が、来季からJリーグ東京監督に就任する。横浜時代に日本一に2度輝いた名監督に、低迷中の東京が監督就任を要請したことが18日、明らかになった。既に横浜市内などで2度以上接触し、複数年契約で年俸7500万円の条件を提示した。近日中にも細部条件を詰めて合意する見込み。FW平山相太ら将来性豊かな選手が多い東京が「岡ちゃん」の指揮下でリーグ戦初制覇を目指す。(金額は推定)

 「岡ちゃん」が再びJの舞台に戻る。現在、9勝3分け15敗の14位に低迷中の東京が、W杯初出場やJ初連覇など日本人監督として最高の実績を残している岡田氏に監督就任のオファーを出した。既に東京幹部が横浜市内などで複数回、同氏に会って交渉をしている。2年以上の複数年契約で年俸7500万円と、条件面も提示。コーチ人事なども一任する予定。近日中にも大筋合意する見込みで、発表は今季終了後になる。

 岡田氏との直接交渉に当たっている東京の村林裕専務取締役は「監督を探す場合、岡田さんは誰が考えても候補に挙げる1人です。監督リストから外す理由はないでしょう。私の立場から、今の段階では接触したとしても接触したとはいえないし、接触しなくてもしなかったとはいえない」と明言は避けたが、否定はしなかった。

 東京は今季、クラブ創立以来初めて外国人監督(ブラジル人)を招き、リーグ制覇を狙った。しかしスタートからつまずき、8月12日に浦和に0-4で大敗した後、ガーロ監督を解任。その後、今季限りで下部組織のU-19(19歳以下)監督だった倉又寿雄氏をトップチームの監督に昇格させた。しかし、来季倉又監督は再び下部組織を統括する立場に戻り、岡田体制で新たなスタートを切ることになる。

 一方、岡田氏は横浜で4年目の指揮を執っていた8月23日、成績不振を理由に辞任した。就任1年目の03年度は第1、2ステージともに優勝し、完全制覇で日本一になり、翌04年度はチャンピオンシップで浦和を下して連覇を達成した。97年11月には日本代表の監督としてジョホールバルの歓喜を演出し、日本を初めてW杯舞台に導いている。選手の能力を見極める能力にたけており、相手チームの分析にも定評がある。

 8月の辞任後、職探し中に舞い込んだオファーだけに、岡田氏も就任に前向きだ。しかも東京のクラブハウス(小平市)が、神奈川県内の同氏の自宅より通勤圏内にあることから、支障はない。東京にはFW平山、MF梶山と伊野波、DF増嶋のU-21(21歳以下)日本代表と、MF石川と今野、DF徳永と茂庭の04年アテネ五輪組など能力の高い若手が多いことも魅力の1つだ。

 横浜辞任時に「サッカーにかかわることを続けていきたい。長く休むつもりはない」と寂しく話した名将が、充電期間を終えてまたジャージー姿に戻る。そして東京を初のJ優勝に導く。

[2006年10月19日8時52分 日刊スポーツ]