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祭典運営を採点…ホスト国イエローなし?

ドイツ統一後最大の国家的イベントとして組織委員会が威信をかけた今大会。懸念されたチケット問題や、フーリガン騒動のてんまつなど、大会運営の状況をまとめた。(千葉直樹)


 ◆ほぼ満席 ネット転売は横行◆

 ■チケット問題 

 2002年日韓大会で国際サッカー連盟(FIFA)の指定代理店がチケットをさばききれずに大量の空席を発生させた事態を受け、組織委員会が約300万枚余のチケットを独自に取り扱い、一般向けにインターネットでの直接販売方式をとった。関係者によると食事や会場送迎のついた1000ユーロ(約15万円)近くするVIP用高額チケットが相当数売れ残ったものの、各会場はほぼ満席の状況だった。

 転売を防止するため、買い手の個人情報を記録した集積回路(IC)チップが埋め込まれ、入場の際の身分証明書の提示による本人確認作業では混乱が予想された。だが現場での抜き打ち検査は「入場者の流れを損なわない程度に実施している」(組織委員会)と、その回数は限定され、実効性には疑問が残された。また、各国サッカー協会やスポンサーが割り当て分をさばききれなかったと見られるチケットが返却されずに市場に大量に流出したと見られ、フランクフルト在住の30代の日本人男性は「様々な知り合いを通じて十数試合のチケットを正価で入手したが、中にはブラジル、アルゼンチンの協会名の記されたチケットもあった」と話した。


 ◆10万人警備で暴動防止 隣国対決で小競り合い◆

 ■フーリガン 

 多くの国と国境を接する欧州大陸での開催で懸念されたフーリガン対策として、地元ドイツと各国から派遣された警察官が連日10万人以上動員された。

 因縁の隣国対決となったドイツ―ポーランド戦で両国のフーリガンなど約200人が酔って小競り合いを起こして逮捕される騒ぎがあったが、各試合ごとに会場都市に10万人単位で詰めかけたイングランドのサポーターに、目立った騒ぎはなかった。組織委員会のグラウス広報は「フーリガンの深刻な問題は起こらず、ファンは正しいふるまいで大会のいい雰囲気を作りだしてくれたと話した。


 ◆小都市では施設を開放◆

 ■ホテル、交通機関 

 今大会の推定観戦者数はのべ300万人。大会前に、FIFAの関連会社が首都ベルリンを中心にW杯関係者向けの高級ホテルの宿泊予約を大量にキャンセルしたことが明らかになったが、各都市で大規模な見本市が頻繁に開かれるお国柄だけにホテル数も多く、組織委は「おおむね需要には応えられた」と総括した。

 人口10万のカイザースラウテルン、27万のゲルゼンキルヘンなど小都市の会場もあったが、周辺都市への分散や、各会場が見本市会場の大規模施設を観戦者向けの臨時宿泊場所として開放するなどして対応した。

 公共交通機関は、観戦チケットを持つ人は無料で乗車できるなど便宜をはかり、欧州では最もダイヤが正確と言われる特急列車が10会場を結んだ。最長のハンブルク―ミュンヘン間で6時間程度。大きな遅れや事故はなく、夜中も運行されたため宿泊と移動を兼ねて利用する人も多かった。


(2006年7月9日9時59分 読売新聞)