「追加施術=失敗」という思い込みは、実はちょっと乱暴です | ダナ形成外科

 

追加施術と聞くと、どうしても「元の手術がうまくいかなかったのでは」と感じてしまいがちです。でも実際には、追加の規模によって意味がまったく変わってきます。

 

数百グラフト程度の局所的な補強であれば、それは通常のアフターケアの範囲内と考えるのが自然です。元の手術が失敗したことを意味するものではありません。

 

一方で、一度目の手術で3,000グラフト移植したのに、それに近い2,000グラフトを再度移植しなければならないというケースは、話が違います。これは単純な補強ではなく、一度目の手術の生着率そのものに問題があった可能性を示しています。

 

ここにはもう二つの変数が絡んできます。一つは体質です。瘢痕組織化しやすい体質やケロイド傾向がある人は、執刀医の技術とは関係なく生着率が平均より低くなることがあります。もう一つは期待値です。客観的には十分良い結果でも、事前に抱いていたイメージが医学的に実現できる範囲を超えていた場合、満足度は低く感じられることがあります。この場合に必要なのは追加施術ではなく、手術前の説明と期待値の調整です。

 

ひと目で比較

ケース 一般的な意味づけ
局所的な少量の補強(数百グラフト程度) 通常のアフターケアに近い
大規模な再手術(一度目の手術に近い量を再度移植) 一度目の手術の生着率自体を見直す必要がある

よくある質問

Q. 少しでも追加施術が必要になったら、一度目の手術は失敗だったんですか?

A. 必ずしもそうではありません。数百グラフト程度の局所的な補強は、通常のアフターケアの範囲内と考えられることが多いです。

 

Q. どのくらいの追加量から「再手術」と考えるべきですか?

A. 明確な線引きはありませんが、追加の規模が一度目の手術に近づくほど、一度目の手術の生着率自体を見直す必要性が高まります。

 

Q. 体質によって、追加施術の必要性は変わりますか?

A. 変わることがあります。瘢痕組織化しやすい体質やケロイド傾向は、執刀医の技術とは別に生着率へ影響する要因です。