「麻酔で具合が悪くなった」と聞いて身構える前に知っておきたいこと | ダナ形成外科

 

 

麻酔の注射のあとに気分が悪くなった、と聞くと、「薬が体に合わなかったのでは」「麻酔でアレルギーが起きたのでは」と考えてしまうのが自然な反応だと思います。

 

ただ、この手の反応の多くは「迷走神経反射」と呼ばれるもので、急な緊張やストレスに対して、自律神経のうち副交感神経が優位になりすぎることで起きる、ごく一般的な体の反応だとされています。薬による反応とは、仕組みそのものが違います。

 

採血中に気が遠くなったり、長時間立っていて目の前が暗くなったりした経験がある方は、それに近い仕組みだと考えると想像しやすいかもしれません。対応としては、少し休んで緊張をやわらげたり、必要に応じて抗不安薬を使ったりすることが一般的です。

 

とはいえ、気が遠くなる原因が必ずしもこの反射だけとは限らず、体調やその日の状態によって他の要因が関わっている可能性もゼロではありません。気になる症状があれば、自己判断で済ませずスタッフに伝えることが前提になります。

 

ひと目で比較

症状の現れ方 迷走神経反射の場合 注意点
体の反応 冷や汗、脈がゆっくりになる、立ちくらみ、一時的な意識の遠のき アレルギー反応(発疹・呼吸困難など)とは別のサインとして区別される
起きやすい場面 採血中や長時間立っていたときなど 緊張や刺激への反応として、麻酔以外の場面でも起こりうる
対応 少し休む、緊張をやわらげる、必要に応じて抗不安薬を使うこともある 症状が続く場合は無理をせずスタッフに伝えることが前提

よくある質問

Q. 迷走神経反射は、誰にでも起こりうるものですか?

A. 程度の差はありますが、緊張やストレスへの反応として、誰にでも起こりうるとされています。

 

Q. この反応が起きたら、手術を中止しなければなりませんか?

A. 症状の程度によって対応は変わります。少し休むだけで落ち着く場合も多いようです。

 

Q. 採血で気が遠くなった経験がある人は、事前に伝えたほうがいいですか?

A. はい。事前に伝えておくと、当日の対応をあらかじめ考えておきやすくなります。