こんにちは!備後屋です。

昨日は体育の日

涼やかな秋風のなか、あちらこちらの学校では、運動会が行われていたのではないでしょうか。汗をかきながら、張り切って体を動かす子どもたちは、いつ見ても元気が出ますね。

 

さて汗といえば、湿気

みなさん、家の中の湿気対策はどうされていますか?

実は畳は、湿気にとても強いんです。

1畳でペットボトル500ml、6畳あれば約3リットル分の水分を吸収してくれます。

それだけでなく、乾燥した場所では、自らの持つ水分を空気中に放出します。つまり、部屋の湿度に合わせて、必要な分だけ水分を吸ったり吐き出したりしてくれるんです。

 

 

よく畳の部屋に入ると、夏はひんやり、冬はほっこり暖かい気がしますね。

汗ばむ梅雨時や夏場でも、畳の部屋は空気がサラサラ。逆に、寒気で乾燥しがちな冬場は、しっとりした空気を作り出してくれます。

 

一体どうして畳が、これだけの吸水・放水機能を持っているのでしょうか?

その秘密は、材料のイグサにあります。

イグサの茎部分を切断した断面図を見てみると、他の植物と比べて、小さな穴がプツプツとたくさん空いているのがわかります。

「天然スポンジ」のようなこの構造こそが、イグサが吸水・放水を得意とする理由なんです。

 

さらに、この「天然スポンジ」は、空気中の不純物を取り除く働きもするといわれています。

大気汚染の原因となる二酸化窒素や、シックハウスの原因としてよく知られるホルムアルデヒドなどを吸って、空気を浄化してくれる効果があります。

 

知れば知るほど、驚かされるイグサの力

まさに畳は、高温多湿の日本にぴったりな、天からの贈り物なのかもしれません。