こんにちは!備後屋です。
真っ青に澄んだ秋空が、気持ちのいい季節ですね。
秋といえば、収穫の季節。
この時期の田んぼや畑は、立派に育った野菜や穀物でいっぱいになります。
毎年、秋の新米やこの時期ならではの果物・野菜を楽しみにしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
さて、畳の材料であるイグサですが、刈り入れ時期は一足先の7月。
夏の真っ盛りに、青々としたイグサが一斉に刈られていくんです。
現在、備後屋のイグサは、中国・四川省で大切に育てられています。
四川省といえば、四川料理やパンダ生息地としてご存知の方も多いかもしれませんね。
ここは「温暖な気候・肥沃な土壌・朝晩の濃霧」という、まさにイグサ作りにはもってこいの理想的な環境を持つ土地でもあります。
備後屋では、イグサ栽培日本一を誇る、熊本県八代の農家を四川省に派遣しています。
現地で国産と同じ農法にこだわり、苗植えからじっくり一年かけて、イグサを栽培しているのです。
農薬をほとんど使わず、有機肥料で育てているため、人体にも安心・安全です。
四川省での栽培のメリットは、なんといってもその広大な敷地。そして、水のきれいさです。
水の清らかさは、中身のしっかり詰まったイグサを育てるためには必要不可欠です。
「朝晩の濃霧」がイグサ作りに適していると前述したように、イグサ栽培には水が大きく関係してきます。
また、イグサが背を伸ばすには、日光も大切です。そのため国内での栽培方法と同じく、四川省の畑でも苗の間隔をしっかり空けて、根っこの部分にまで陽をあてる農法が取られているんです。
さらに、一度使用した農場は一年間休ませるようにし、栄養分たっぷりの土壌が育つよう力を入れています。
こうして出来上がった四川省生まれ、四川省育ちの畳は、国産のイグサを上回る高級畳に仕上がりました。当店が自信を持ってオススメする逸品です。
お近くで畳をお見かけの際は、ぜひ胸いっぱいに夏の香りを吸ってみてくださいね。