そんな北杉兄弟の走りを見たら、ジムニー乗りなら誰でもスイッチが入って当たり前だ。

もちろん俺もアクセルをあおりながらアプローチする。「大体車なんてアクセルはスイッチなんだから、踏むか離すかでコントロールすればいい」と、めちゃくちゃな事を言いつつ突撃していた。


ある週末、仲間の川島さんが地元に帰ることになった。

そこで追い出し走行会をやった。やっぱり火が付き過激に突撃していた。明け方、俺の1300が深みにはまり出れなくなった。川島さんがレスキューしてくれたが、彼の車のドラックリンクがぶっ飛び、左右のタイヤが別々に向いた。やばいことになった。


すぐさま中古パーツの沢丸君に連絡して部品を譲ってもらう話をした。彼の実家の車両置き場に部品取り車があるとの事で、そこから外して交換する事になった。彼は商売で中古パーツを持っていた訳ではなく、自分の車の修理用に持っていたのである。本業は車とは無縁の事をしている。


部品を取りに行き交換したら、長さがだいぶ違った。川島さんの車には車高を上げた時用の、社外のドラックリンクが付いていたからだ。それでも仕方が無いのでそれを使った。

彼はこの日、そこから約400Kmの旅に出なくてはならなかったのだ。


翌日後から連絡を取ったら、無事に地元に着いたとの事で安心した。

でもホントにあれはあせった。


彼が帰ってしまっても、クロカンのメンバーは更にエスカレートして行った。

スタックの仕方が半端じゃなくなり、ジムニー単独では引ききれず、ジムニー2連結で引っ張るなんてこともやるようになった。この方法は他のところでは見たことが無かったと思う。現行のジムニーで行うと、まずフレームが変形したり、伸びる事は避けられないだろう。


フックが千切れたり、フロントメンバーがひん曲がったりするほど、衝撃がかかる方法なので。

くれぐれも真似はしないように。