すぐに由美ちゃんは来てくれた。そして
「慎吾さんから会社に電話が来るなんて思っていなかったから、凄くびっくりしました。でも嬉しいです。」「よかった。突然電話したから、怒ってないか少し心配してたんだ。」「怒るなんて、全然ですよ。嬉しかったです。まだ少しドキドキしてますよ」「そう言ってもらえると嬉しいよ」
やっぱり由美ちゃんは可愛いな、なんて思いながらそう言った。
そんな話をしていると、マスターに「ご注文は何にしますか?」と聞かれてあわてて「由美ちゃんから先にどうぞ」「それじゃ私はトーストセットをお願いします」「マスター、僕は大盛カレーをお願いします」「マサノブさんかしこまりました」「マスターって面白い人でしょ」「うふふ」

「話しは変わるけど由美ちゃんって綺麗好きだよね。この間部屋があまりに綺麗でおどろいちゃたよ」「そうでもないですよ」「そうかな?」「なんか掃除しておかないと気になって」「いい奥さんになれるね」「そうですか?」
そんな感じでお昼を済ませて、仕事に戻った。
数日後の夜、おふくろが「慎吾、水澄さんから電話だよ」「あっモシモシ、今晩は。この前はどうも。楽しかったよ」「私も楽しかったです。これからなんですけど、時間なんてありますか?」「うんあいてるよ」「これから会えませんか」「うん、じゃこれから由美ちゃんちに行くよ」「じゃ待ってますね」シャワーを浴びて、着替えて、ワクワクしながら由美ちゃんちに行った。「今晩は。神崎ですけど」「ちょっと待って下さい」と少しして「お待たせしました」とやっぱり可愛い由美ちゃんが出てきた。
夜景を見にジャンプ場や夜景の綺麗な山へ行った。
そうそう、あまり知られていない穴場にも。
毎日彼女から電話が来るようになり私は凄く楽しかった。この人とずっと一緒に居たかった。あの話を聞くまでは。