世界の終わり、あるいは始まり
歌野晶午

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んーーーーーーーーーーやっぱりもやっとだなぁ。ミステリと称してるからにはなんらかの結末はほしい。。物語が二転三転四転五転していき、ああこういうパターンか、どこに着陸するんだ、って思いながら読んじゃったからな。途中だれる。そういう落とし方かぁ。
全体を通して考えてみるとまぁ作者の言いたいことはわかる。パンドラの匣。妄想がタイムリープと重なって、バタフライ・エフェクトを思い出した。
なにもせず想像を逞しく膨らましていても仕方がない。実際に開けてみるまでわからない。現実は引き受けて考えるしかない。希望は残されている。

タイトルがなんかかっこいいと思ったんだよな。あと解説がとても詳細だった。

アマゾン貼っても直リンクできないから写真を貼ることにした。







イニシエーション・ラブ
乾くるみ

http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/4167732017/ref=mp_s_a_1?qid=1361566956&sr=8-2&pi=SL75


続けざまに読んでしまった。最後から二行目で全く違った物語に変貌する。。。おれもどんでん返しを喰らった1人だ。ふつうに面白かった。楽しめた。このどんでん返しを喰らうゾクゾクとした感覚はほんと気持ち悪く気持ち良い。
違和感はあったんだけどなー




ネタバレを含むので読んでない人は読まないで下さい(というか面白いし読んだら楽しめる本だからネタバレ読むと本当にもったいないから読まないで)






















まぁ最初のタッくんってあだ名つける場面でマユは浮気してるなぁとは思ったんだけどなぁ。A面B面はあんまり意識しなかったからなぁ。CD世代だし。B面からの変貌も好意的に読んじゃったからなぁ。それにしても堕胎を便秘にしちゃうとこが本当にもう、、こわいわ(笑)
タックは解説のブログみるまでわかんなかったわ。というかネットにある個人の解析のページがすごい面白かった(笑)今となると本編より面白いんじゃないか(笑)天気とか詳しく調べすぎだし(笑)

レビューを色々みてると陳腐すぎる恋愛小説との酷評がけっこうあったけど、読んでるときはあんまり思わなかった。今考えると同意だけど。凡人の凡人らしい平平凡凡な特に輝きもない陳腐な物語を見下すけれど、おれもその凡人の1人ということなのかな。童貞のころはもうけっこう昔になってしまったから逆に新鮮なのかな。よくわかんね。嫌な人間だなぁと見下す自分は嫌な人間ではないのか。とかレビュー読んでて考えたわ。
確かにこの本読んでて感慨に耽るとか感動するとかはなかったな(笑)わりとひたすらオチを知りたくて繰っていた感はある。今考えるとだけど。まぁそこも作者狙ってんだろうなぁ。
調べてみたら乾くるみって男だったんだよな。女だったらもっと恐ろしいのになぁ。男ということは想像の範疇を超えないからな。女だったら想像の範疇を超える。ああこわいこわい。

星新一はどの時代にも通じるものだったけど、これはこの時代(むしろ1~2年の間だけ)で通じるものだったな。あぁおれバブル期は経てないから新しい感があったのかも。おっさんは経てるからだったのかも。

そんな感じで散らかった感想を持った。
まぁでも確かに、3回目はないなぁ(笑)





盗賊会社
星新一

http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/4061311468/ref=mp_s_a_1?qid=1361482592&sr=8-3&pi=SL75


ショートショートの神様。
いやー面白いなぁ。1968年に書かれたとは思えない。どの時代にも通じるように書かれていたとはいえこんなに楽しめるものか。色とりどりの趣向を凝らした小さなお菓子の詰合せのような36編の物語。どれも刺激が隠されていて心から楽しめる。最初の2ページ読んでこんなワクワクするなんてあんまりない。SFだし幻想的でファンタジーだけどどこが現実的で、人間の側面を切り取って貼り付けて色をぬったような印象。どれも本当に面白い。あすは休日、仕事の不満、善意の集積、最高のぜいたく、夕ぐれの行事、助言、あたりが特に好きかな。