
□作品オフィシャルサイト 「ウォルト・ディズニーの約束」
□監督 ジョン・リー・ハンコック
□脚本 ケリー・マーセル、スー・スミス
□キャスト トム・ハンクス、エマ・トンプソン、ポール・ジアマッティ、
ジェイソン・シュワルツマン、ブラッドリー・ウィットフォード
■鑑賞日 3月21日(金)
■劇場 TOHOシネマズ川崎
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)
<感想>
ウォルト・ディズニー社が、自社の映画製作の裏側を初めて描いた作品で、
1964年の名作ミュージカル映画『メリー・ポピンズ』の製作秘話を映画化した。
ウォルト・ディズニー(トム・ハンクス)は娘が愛読している「メリー・ポピンズ」の
映画化を熱望し、原作者パメラ・トラバース(エマ・トンプソン)に打診するが、
トラバースはなかなか首を縦に振らない。 やがてイギリスからハリウッドへ
やってきたトラバースは、映画の製作者たちが提案する脚本のアイデアを
ことごとく却下する。
「チムチムニ~、チムチムニ~、チムチムチェリ~♪」
なんとも耳から離れない旋律で誰からも愛されている映画『メリー・ポピンズ』
その製作の裏側には、原作者のパメラ・トラバースが大きく関わっていたことを
初めてこの映画を観て知った。
トム・ハンクスが演じるウォルト・ディズニーがメインではなく、あくまでこれは
エマ・トンプソンが 演じるパメラ・トラバースがメイン。
何故彼女がウォルトの長年のオファーを断り続けたのか。 また、納得できるまで
何度もスタッフにNGを出し続けたのか。 その理由が徐々に明かされていく。
トム・ハンクスは相変わらず上手い。 もちろん、オスカー俳優二人の演技は
誰が観ても納得のいくところなのだが、特にエマが演じるパメラの、独特の
語り口や人生観は、エンディングに実際に流される、残された彼女の
肉声テープを聞くうちに、鮮やかに、エマの演技の上手さが実証された。
パメラが頑なに固執していた背景には、今は亡き自身の父親との想い出が、
トラウマのように彼女の心に碇を下ろしていたに他ならない。
まさにエマのトムを超えた演技力には脱帽ものだった。