
□作品オフィシャルサイト 「ダークナイト ライジング」
□監督 クリストファー・ノーラン
□脚本 ジョナサン・ノーラン、クリストファー・ノーラン
□キャスト クリスチャン・ベイル、マイケル・ケイン、ゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマン、
アン・ハサウェイ、トム・ハーディ、マリオン・コティヤール、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、マシュー・モディーン
■鑑賞日 7月29日(日)
■劇場 TOHOシネマズ川崎
■cyazの満足度 ★★★★(5★満点、☆は0.5)
<感想>
前作「ダークナイト」から4年、クリストファー・ノーラン監督のバットマン3部作完結編です。
“マスクを被らずとも、人はヒーローとなれる”。そんな監督の意気込みと、熱いスタッフ・
キャストの想いが全力で投影されている作品だった。
バットマンは半引退状態。 そこには傷ついて自閉症のように閉じこもるブルース・
ウェイン(クリスチャン・ベイル)の姿が。
しかしながら、バットマンへの復讐を誓うテロリスト、ベイン(トム・ハーディ)が登場。
ベインは周到な計画と圧倒的な暴力によってバットマンからすべてを奪い去る。
そんなベインにバットマンが不死鳥のように甦る。
前作「ダークナイト」での悪役ジョーカーは故ヒース・レジャーの快演が、かなり印象的に
残っているが、今回のベインもなかなかの板に付いた悪役。
そのベイン一味にバットマンは敗れてしまう。 しかしながらここからブルース・ウェインが
生身の人間として一人で立ち上がり、圧倒的な意志の力で甦る。
それはバットマンとしての復活ではない。あくまでも人間ウェインの再起なのだ。
まず、オープニングで飛行機内で繰り広げられる悪役ベインの登場シーン。
そのあまりの迫力、そして宙づりになった飛行機をとらえるショットがあることから
一見CGかと思いきや、実際にスコットランドの上空で飛行機の内側から外にいる
スタントマンを撮影したというから驚きだ。
また、予告編でも強烈なインパクトを放っているスタジアム爆破のシーンでも、
実際にスタジアムを爆破。 撮影には、11,000人以上のエキストラを動員したという。
他にも、クライマックスの暴動シーンでも数千人単位でエキストラを使うなど、
監督のこだわりと執念が浸透していて、それが観ている側にリアルな迫力を感じさせてくれた
女怪盗セリーナ・カイル(キャット・ウーマン)を演じるアン・ハサウェイ。
キャットウーマンといえば、ミシェル・ファイファーやハル・ベリーが過去演じていたが、
今までにないバットマンとのソフトで微妙な関係は見ていて新鮮な感じだった。
また彼女の悩ましいボディスーツ姿は、キャットウーマンに憧れていた彼女が
ジムに通ってハード・トレーニングをした賜物だった。

ベイン演じるトム・ハーディも、前作の故ヒース・レジャーの快演と優劣をつけ難いくらいの
好演だった。 『Black&White ブラック&ホワイト』のときの彼とは大違い(笑)
前作に拘らず新しい悪役の姿を創造し、バットマンとベインのバトル・シーンは
より迫力のあるものになっていた。
もちろん、マイケル・ケインやモーガン・フリーマンの完熟した渋い演技
キレそうでキレない良い人(笑)、ゲイリー・オールドマンも良かったし、僕にとっては
若い頃よく彼の映画を観ていたマシュー・モディーン(フォーリー市警副本部長)の元気な姿を
観ることができたのも良かったところだ