
□作品オフィシャルサイト 「サブウェイ123 激突」
□監督・脚本 トニー・スコット
□脚本 ブライアン・ヘルゲランド
□原作 ジョン・ゴーディ
□キャスト デンゼル・ワシントン、ジョン・トラヴォルタ、ジョン・タトゥーロ、ルイス・ガスマン、ジェームズ・ガンドルフィーニ、マイケル・リスポリ、ベンガ・アキナベ
■鑑賞日 8月30日(日)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)
<感想>
『サブウェイ・パニック(1974) 』のリメイク版。 今回はトニー・スコット監督がメガホンを撮る。
見所はニューヨーク地下鉄運行司令部で働くガーバー(デンゼル・ワシントン)と、武装グループのリーダーであるライダー(ジョン・トラボルタ)とのやりとり。
二人の男の、ニューヨークの地下鉄を舞台に、ネゴシエーションが行われていくそのプロセスはなかなか秀逸で見応えのあるものだった。
トラボルタの存在感は、こういう役柄で適度な男の色気を漂わせれば、もっとよくガーバーの緊迫感や閉塞感、孤独感を醸し出すことが出来たのかもしれない。 その冷徹な表面と違った描かれない過去の彼の悲哀すら想像できたのかもしれない。
デンゼルは相変わらずどんな役も無難にこなしてしまうようで、まさに導入部分から引き込まれてしまう魅力の演技は流石だ。 ラッセル・クロウと共演し、その男臭い対決を『アメリカン・ギャングスター』で魅せてくれたてから早1年半経っていたんだなぁ。 しかもその時の監督は兄貴のリドリー・スコットだったんだなぁ(笑)
犯人達のヒントが、ウェブカメラで彼女と会話してたノートブックの映像によるものだったのはまさに今流だし、逃げ道のない地下鉄内の犯罪により緊迫感を持たせることができた。
ただもうひとつのポイントとなる犯人のヒントを、出来の悪い市長が気付くだが、ここはもう少し芸達者な役者をキャスティングすべきだったろう。
デンゼルとトラボルタの熱い戦いに、テンポのあるスタイリッシュなトニー・スコットの映像は十分楽しめた。
しかしながら、前作のラストを思い出さないのが歯痒いが、なぜああいう変化のないひとヒネリもないラストを用意したのだろうか。 あそこさえ、もう少し時間を割いてデンゼルとトラボルタの会話の妙を楽しませるべきだったのではないだろうか?
ジョン・タトゥーロ演じる警部補も期待していたほどでなく、精彩を欠いていたのは残念だった。