
□作品オフィシャルサイト 「ウォンテッド」
□監督 ティムール・ベクマンベトフ
□原作 マーク・ミラー、J・G・ジョーンズ
□脚本 マイケル・ブランド、デレク・ハース、クリス・モーガン
□キャスト アンジェリーナ・ジョリー、ジェームズ・マカヴォイ、モーガン・フリーマン、テレンス・スタンプ、トーマス・クレッチマン
■鑑賞日 9月20日(土)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)
<感想>
チッタで座席予約をするときに、心の中でウ~~と言い、勢いで土曜日のウォンテッドと大きな声で言いました。 いい子いい子(笑)
アクション映画は観ている側に考えるすき間を与えず、少々ストーリー的に無理が合ってり辻褄が合わなくても、どんどん突き進む展開が迷わず観る側を引き込んでいく。 そういう意味ではこのロシアのティムール・ベクマンベトフ 監督の奇抜な発想と裁量はアクション映画向きだと言えるだろう。 次に何が起こるのかなんて考える隙を観る側に与えてはアクション物の監督は失格だ。 ゆえにこのベクマンベトフ 監督、あの鬼才タランティーノも舌を巻いたようだ。
バリバリのガン&カー・アクションは冒頭から、これから何が起こるか想起させない。 とても弾丸を曲げる打つ技術なんて天性のものとしか信じ難いが、それでもスピーディなガンアクションやカーチェイスはそれをも忘れさせてくれる。 アンジーの久々のアクションも期待できる。 そして、『ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女』で“タムナスさん”を好演したジェームズ・マカボイ。 1作ごとに力をつけてきている若手だが、今回もアンジーと重鎮モーガン・フリーマンとの間で彼なりの存在感を見せつけている。 難を言えば「わたしゃ、もすこし背が欲しい」かな(笑)
このなかなかのハードボイルド風味のアンジーのアクションも見物だ。 彼女のアクション映画っていつ以来だろう。 そういえばブラピと夫婦共演した『Mr.&Mrs.スミス』以来だろうか。
最近はアンジーの名前を聞くたびに、ジョンジョリーナ・アリーの「鼻毛ボー」を思い出して笑ってしまう部分もあるけれど(笑)
何を信じていいものか・・・先の『ダークナイト』のブルース・ウェイン的苦悩も一部あったようだが、中盤でしっかりその白黒と明暗がはっきり見えてくる。 それでもこのアンジーやモーガン・フリーマンがいる組織のなかでどうオチをつけるか期待大だった。 しかしながら、あのラストシーンの弾道だけはまさか誰も想像しないものだったが、それでも当初からその伏線を敷いていたような気もしないではない。
ベクマンベトフ監督はカザフスタン出身でモスクワの電力工学大学に進学するが、映画館に入り浸りフェデリコ・フェリーニ監督に影響を受けたそうだ。
そう考えるとストーリー的にもう少しアンジーとジェームズ・マカヴォイの絡みがあると思っていたのだが、意外とサラっと流されてしまったようだった。
弾道については最初に『マトリックス』を観たときのような面白さがあったが、それにしてもあんなに離れていて目標に当たるものなのか(笑)
今後、ベクマンベトフ監督は日本を舞台にしたハードボイルドも構想していることを明かしてくれた。 実現すれば観たいものだ。