『結婚しようよ』 | 一日一歩、三日で散歩~♪

一日一歩、三日で散歩~♪

21年間、gooブログでお世話になり、今般アメブロに引越して来ました。
まだ慣れないことも多いですが、どうぞよろしくお願い致します。



□作品オフィシャルサイト 「結婚しようよ
□監督 佐々部 清
□脚本 佐々部 清、寺崎かなめ、市倉久至
□キャスト 三宅裕司、真野響子、AYAKO、藤澤恵麻、金井勇太、岩城滉一、モト冬樹、入江若葉、松方弘樹、田山涼成 、中ノ森BAND(YUCCO、CHEETA、SHINAMON)、ガガガ SP 

■鑑賞日 2月24日(日)
■劇場 TOHOシネマズ川崎
■cyazの満足度 ★★★★(5★満点、☆は0.5)


<感想>

 佐々部監督が拓郎の大ファンであるそうだが、拙者とてお主に負けず劣らず好きであるぞ(笑)

 劇中、吉田拓郎の楽曲が流れ、その時代を背景にある家族を中心に、様々な人間模様が描かれていく。

 佐々部監督は好きな監督さんで、さて拓郎の楽曲をどうインサートしながら、ストーリーを進めていくのだろうと楽しみにしていたら、やっぱりやってくれましたねぇ~ しっかりしっとり泣かせて戴きました(笑)

 まあ、いまどき毎日家族そろって一家団欒。 夕食は必ず家族そろって食べることが規則なんて昭和以前の時代の決まりみたいだけど(笑)、決して頑固オヤジではなく、されどそうそううだつは上がらない、だけど一生懸命な親父卓役に三宅裕司。 このキャスティングはなかなか良かったのではのないだろうか。 “笑い”を心得え、しかも彼自身も昔はギターに凝っていた(僕の記憶ではベンチャーズや加山雄三とランチャーズなど)し、今は亡き伝説のイカ天の司会者でもあったし(笑)

 そしてその妻役に真野響子。 天真爛漫で物怖じしない彼女があればこそ、目立たないけどしっかりこの映画の隠れた軸ではなかっただろうか。

 あの特異な拓郎の歌を、劇中バンドで歌う娘役をAYAKO(中ノ森BAND)が演じている。 正直それまで彼女たちの歌を真剣に聴いたことはないが、しかしまず拓郎の楽曲を女性がカヴァーするなんてどうなのと思っていた注意していたが、これがなかなか結構イケてる。 拓郎ワールドを彼女たちなりに消化しているところが凄い そして彼女が上手く家族の潤滑剤でありクッション役にもなっていた。 特にAYAKOは歌だけでなく役者としてもそこらのヘタな新人より余程上手かった

 卓が帰り道、駅前の広場で拓郎のコピーをやってるバンドと一緒に歌うシーンも、われながら共感があったなぁ。 そのバンドはガガガSPだが、なかなかヴォーカルが拓郎の声質に似ていたので新鮮だった。  ちなみに恥ずかしながら、全編こっそり(他のお客さんに迷惑かからない程度に)僕も歌っていたのは間違いない(笑)

 娘(藤澤恵麻)の恋愛模様や、団塊世代の顧客(松方弘樹・入江若葉)の家族模様、青春時代を過ごしたバンド仲間(岩城滉一・モト冬樹)との再会。 因果なのだろうか、娘がその仲間の一人である岩城滉一の店で歌う。 隠された縁に導かれて、知った振りして生きて来た男が、決めた規則に家族が夕食を囲まなくなると頃、別の違った生き方を模索する。 家族のためにはやはり自分が楽しめなくては家族も楽しめないと言う簡単な方程式を、規則に拘らないところで解いていく。

 いくら喧嘩をしていても、何かが原因で離れ離れになったとしても、やはり家族は家族なんである。
 最後に用意された娘たちからのプレゼントは何よりも家族の愛情の一端ではなかっただろうか。 そして拓郎とかぐや姫のあの30年ぶりのつま恋コンサートは今でも時々観ている。

 捨てておいてと言われ、でも大切な想い出を捨ててしまうわけにはいかないと取っておいたギター。 押入れのしまいこんでいたギターを娘が使う。 な、なんとそれはギブソンのJ200 う~ん、僕も青春の想い出のつまったギブソン(ダブ)のギターが押入れで眠っている ここは一番、消えた青春の火を再び灯すキッカケにしなければいけないのかなぁ(笑)

 しかし、しかしだ 文句をつけるとしたら、せっかく全編拓郎の楽曲を使うならば(カヴァーの中ノ森BAND、ガガガSPは別にして)、「襟裳岬」も拓郎の歌で聴きたかったよ。 森進一のを使うことはないでしょう、佐々部監督(笑)


 余談ですが、拓郎の歌に「ペニーレインでバーボンを」というのがある。 実は若かりし頃、この歌に影響されてバーボンばかり飲んでいる時代があった。 つい最近読んだ重松清氏の「オヤジの細道」(講談社文庫)に面白いことが書いてあった。 原宿ペニーレイン復活で、重松清氏とあの荻原浩氏がド素人ながらペニーレインでライブをやったそうな。 もちろん関係者だけで。 これってお金払ってもちょっと見たい気しませんか(笑) 
 先日、原宿に行ったときちょっとペニーレインに寄ってみました。 昼間だったのでバーボンは飲みませんでしたが(笑)

 

    

 

 余談ついでに、大学生のときのゼミ合宿で修善寺に行ったとき、その勢いで東京に1週間ぐらい居た。 友人と原宿のパレフランスで当時まだ結婚前だったと思うのですが、拓郎と浅田美代子を見掛けた。 拓郎やはりデカかった(笑)

 さらに、重松氏のライヴの話を書いたが、そのとき意外なゲストが現れたそうな。 若い方にはわからないでしょうが、あの六文銭の及川恒平氏だったそうな。 最近六文銭も「まるで六文銭のように」というユニットでまた活動を始めているようで、実はそこにいた“おけい”こと四角(よすみ)佳子さんは拓郎の最初の夫人である。

 あ~、なんだかバーボン飲みたくなってきたなぁ~