
□作品オフィシャルサイト 「アース」
□監督 アラステア・フォザーギル、マーク・リンフィールド
□ナレーター 渡辺 謙
■鑑賞日 1月13日(日)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★★(5★満点、☆は0.5)
<感想>
この映画を観る前日に、丸ビルで開催されている「リューバ」展に行って来た。
3年前の愛知万博で冷凍マンモスが公開され、東京で行われた「マンモスからの警告」展でその姿を見て来ました。 そして今回のリューバは、永久凍土に圧迫されて体がやや平たくなっているものの、ほぼ全身が残っていました。
画像解析を進めた鈴木直樹慈恵医大教授が、「地球温暖化がなければ (永久凍土が解けず)リューバと出会うのは、もっと先だったかもしれない。 リューバは地球の異変を皆が認識するためのメッセンジャーでもある。」と話されていたそうです。
これまでも地球温暖化に警鐘鳴らす映画がいくつかあった。 『ホワイト・プラネット』や『皇帝ペンギン』は切り口は違っても、やはり人間が自らの手で自然破壊と地球温暖化を早めていることに対しての強いメッセージを含んでいた。
この映画は『ディープ・ブルー』のスタッフが再集結し、実に製作に5年、撮影日数延べ2,000日、撮影地域200カ所というスケールで、最新の技術を駆使して撮影されたドキュメンタリー映画。
こういうドキュメンタリー映画を観るたびに思うのだが、本当に大変な苦労があるのだろうなぁと察する。 そしてどんな状態でフィルムに収めたのか、とても興味あるところだ。
映画の冒頭、渡辺謙の静かな語りで始まる。 地球、46億歳。 50億年前、巨大な隕石が地球に衝突し、その衝撃により地球は23.5度も傾いてしまう。 この地軸の傾きが現在地球上にある驚くべき多様な地形や、寒暖の極端な差、四季の移ろいはもちろん、生命にとっての条件も揃わなかっただろう。
偶然か計算か、それは誰にもわからない。 唯一、生物が生息する惑星。 その美しい地球に生きながら、長い年月を掛けながら、人間は自らの私利私欲と利便性との引き換えに自然環境を破壊してきた。
直接目にしない北極点や南極点。 そこに生きる動物たちの環境変化をベースにあまりに愚かな人間たちへの警鐘を鳴らし続ける。
それは、ホッキョクグマやザトウクジラ、象など、あらゆる動物が美しい自然を破壊して、彼らの行き場を無くしてしまっている。
日本でもあらゆる環境保護が謳われている。 この映画はまずつまらない授業を受けている全ての学校で、時間を割いてでも観せるべき映画であり、学ぶべき映画だと思う。 国土の狭い日本、そして回りを海で囲われた日本、そんな中でもやるべき、いややれることはあるはずだ。 もう一度自分の回りの環境を見直し、ほんの少し自分が出来るべき環境保護を考えてみる必要があるのではないか。
家の中でも重ね着をして、冬場は暖房を使わない我が家は、少しは自分たちに厳しく環境に優しく生活しているつもりだ(でも、夏場は暑いのが弱いのでゴメン)。
このあと、最近CSで録っておいた『ホワイト・プラネット』を観直しました。