そこそこ年収も上がったので、小さい頃からの夢のフェラーリが欲しくなる。

フェラーリと言ってもピンキリで、700万円〜4000万円以上と上は青天井。

 

自分がほしいフェラーリ348というモデルはズバリ1000万円くらい。

1990年前後の車だからかなり古い。

10年くらい前の相場は500〜700万くらいで買えたのが、希少価値があがり円高も手伝って今は1000万出さないと買えない。

 

つまり!

フェラーリは資産性のある嗜好品!

そこら辺走ってるアルファードやベンツも1000万するモデルはたくさんあれど、

30年経って値上がりする車は殆どないだろう。

 

今1000万出して買っても、5年後に値下がりするリスクはかなり少ない。

フルローンで買うと金利1.9%で月59,500円。ボーナス時193,000円。

5年後に1000万で売れれば、この毎月のローンはほぼ貯金していることと同等のことになる。

もちろん事故のリスクやガソリンやメンテ代はかかるので完全に貯蓄性があるわけではない。

しかし、フェラーリを所有することで満たされる感情、広がる人脈、日々のモチベーション向上など、買うことで幸福度があがることは目に見えている。

 

しかし妻は一切聞く耳を持たず涙ながらに訴える「家族のことはなにも考えていないのか」と。

そんなわけない。

自分が頑張ることは家族のためになるのだから。

でも聞く耳を持たない妻を説得するのは至難の業だということはよく分かっている。

投資や車などに微塵も興味がなく、無趣味の妻に1000万もする普段使いできない鉄の塊を買いますと言っても理解されるほうが無理のある話なのだろう。

 

なので僕は一旦引き下がった。

引き下がって、作戦を考えることにした。

気づけば結婚してからというもの、妻の顔色を伺ってくらすことばかりだ。

でも絶対フェラーリだけは譲れない。

小さい頃からの憧れが詰まっている。

絶対、買いたい。