「Give Way」

1月3日の新聞に 平成21年の交通事故死者数が発表されました。
見出しは“57年ぶり5,000人下回る”です。
具体的な内容は以下のとおりです。
...
 
1 交通事故死者  4,914人(△241人、△4.7%)
     昭和27年以来、57年ぶりに5,000人を下回った

     減少は9年連続
  
   2 交通事故発生件数   73万6千件(△3.9%)
  
   3 交通事故負傷者数   90万9千人(△3.9%)
     いずれも5年連続で減少
  
   減少した要因は、
   1 飲酒運転の厳罰化
   2 シートベルト着用率向上
   3 車の安全性能向上

私は、毎年この発表を見るたびに「教育の力」が、「減少要因」と
して一顧だにされていない現状が残念でなりません。
私達は、多くの企業が時間と費用をかけて、真剣に「安全教育」に
取り組んでいることを知っています。
また、大学の教授や研究者が提言し、わが業界も含め多くの人達が
「安全教育」の実務を担っています。
このことを もっと世の人達に知ってもらえるよう積極的に情報発信していけば
、「安全運転研修」や「セイフティ・チャレンジャー」のニーズは
さらに広がっていくと思います。
そして、近い将来「安全運転管理者講習」で実技講習必須となれば
、その受皿は必ず自動車教習所となり、「安全教育」の市場は一気
に広がります。

そこで私達は何を教えたらいいのでしょうか。
当校の教育理念は「心の運転」です。
10年程前に鹿児島で開催された日本交通心理学会で、南福岡自動
車学校の江上社長と名刺交換した折に、「心の運転」とは何ぞや・
・・と問われました。
私達は、“「心の運転」とは「他者配慮」=「Give Way」
の精神を自ら判断し、実践する運転”と考えています。

「Give Way」を実践し、教え、啓蒙する、新社員、トレー
ナー、管理者を育てる「戦略的HRM」を実践していけば「201
8年までに交通事故死者数2,500人以下とする」政府目標が達
成できたのは「教育の力」であったと、20××年の1月3日の新
聞に載る日が必ずくると信じています。



                                          株式会社 備南自動車学校
                                          代表取締役  井 上 道 信
                                          本交通心理士学会認定 交通心理士