編集長「先月末でTさんは退職されましたから、後任がみつかるまで美ナ子とS子さんとホーチミンのスタッフの3名でTさんの担当分をカバーしていただきます。ですから今日は美ナ子の隣で作業しますネ」
美ナ子「ハイ」
編集長「えー、ではTさんのアカウントに入ってもらって、ひととおり前任内容に目を通して、あと時事速報も毎日読んで」
美ナ子「美ナが?」
編集長「ハイ」
美ナ子「経済産業記事を読む?」
編集長「ハイ」
美ナ子「わたしがASEAN外相会議記事を?」
編集長「ハイ、時間があれば」
美ナ子「これ読んだら知識人と結婚できますか?」
編集長「さあ? あっ、でね、この名刺のひとたちに昨日会ってきましたから連絡とって、取材してほしいんデス」
美ナ子「なんでわたしが経済産業省の人にあわなきゃいけないんですか、やめてください
(名刺もどす)」編集長「日系企業で働きたい、日本語のできるベトナム人の新卒や無職を積極的に採用するためのジョブフェアが企画されていて、企業も参加者も無料で参加できるのよ」
美ナ子「なんで無料なんですか」
編集長「だからぁ、それは経済産業省が支援してるから」
美ナ子「よーするに日本の税金デスよね? いま日本でも働きたくても仕事がなくて困ってるひとはいっぱいいるんですよ? それなのに、隣のNちゃんみたいに超裕福な家庭に育って日本に留学してた子なんて日本人のホワイトカラーよりリッチじゃないですか。大企業目当てのブルジョワベトナム人を日本のお金で支持するプロジェクトなんてわたしは支持しまセンよだ
」編集長「まあ、でもこれは日本企業支援でもあるんだよね。でね、かなりネットマーケティングリサーチを徹底している」
美ナ子「イヤですう。ビジネスインタビューは前ので懲りました。携帯組み立て工場行った時に『ウチはEMS(Electronic Manufacturing System=電機電子機器製造業)なんです』っていわれたのに、腹筋ベルトのElectronic Muscle Stimulater(電気筋肉刺激)と勘違いしてすっごい恥かいたんですから。はっ、そんなことも知らないのに君取材しにきたの?みたいな」
編集長「まあまあそういわず、このひと、イケメンだったから」
美ナ子「はぁ?」
編集長「だってね、すごいスポーツマンタイプで、30代くらいのイケメンで、かっこよかったんですよお♡」
美ナ子「だからなんでわたしがビジネスインタビュー・・・
」編集長「残念ながら写真ないんデスけど、よっぽど独身か訊こうと思ったくらいなんですから
」美ナ子「30代の高給取りでイケメンの独身男性がいたとしたら小児性愛者とか同性愛者とかにきまってますよ」
編集長「この名刺のひとは白髪のおじいちゃんだったから、たぶんメール苦手だと思うのね、だからこの人かこの人にプロジェクト資料もらってから、取材ヨロシクおねがいします。あっ、Kさんから書評コラム届いてマス。これデザイナーさんにまわしておいてください」
美ナ子「はあ、Kさん、相変わらず(文体が)かっこいいなあ・・・」
編集長「ですよねーー、最近の写真見ました? 柔道着きて、超ダンディで、」
美ナ子「あの、わたし、文章のことを言ってるんですケド・・・」
編集長「あっ、Kさんの写真みる? ほらほら、すごいでしょ~。柔術のために体相当絞りこんだみたいで。もう、ガッツ、って感じデスよね
」美ナ子「あの、フェースブックあけてないで仕事してもらえます
」編集長「美ナ子が“カッコイイ”ってゆうからみせてあげたのに・・・
あ、この共有ドライブシェアしてるメンバーと、ここでチャットできるんですよ♡」美ナ子「チャットできるって、編集長しかオンライン中の人いないじゃないですか。意味ないデス」
編集長「意味ナイってことないでしょう?ほら、たとえば、声にだして言えないようなことをこっそりここで会話するとか」
美ナ子「・・・(沈黙)。あっ、ところで、7月31日はぁ、ブルームーンとゆう、3年に一度の満月だったんですよぉ」
編集長「ふーん」
美ナ子「普通一ヶ月のうち満月が一回、新月が一回訪れるじゃないですか、7月31日は二度目の満月の日で」
編集長「来月ビナブー創刊100号」
美ナ子「相変わらず話噛み合いませんね。同じ言語で話してるのに
で、この3年に一回の貴重な満月の日から二週間好きな食べ物を一切たべないと願い事が叶うんですって。だから美ナ今結婚成就を願って納豆を我慢してるんです」編集長「健康の方が大事」
美ナ子「ごもっともです・・・」
編集長「三番目くらいに好きなものを絶ったら?」
美ナ子「あの、わたし9月に誕生日なんですケド、又吉くんの『火花』欲しいです」
編集長「そんなんでいいの?」
美ナ子「あと『バスタオル』も」
※編集長の高校時代の恩師であった・福島次郎氏による芥川賞候補作で、著者と男子生徒との愛を綴った自伝的小説。
編集長「うん、次じゃ日本行った時買ってくる」
美ナ子「明日は11時に打ち合わせですからね」
編集長「そおでしたね。で、誰と会うんでしたっけ?」
美ナ子「・・・ですから、先日編集長が会いたいとおっしゃった英国人デザイナーですヨ・・・」
編集長「あっ、じゃわたしお客さんきたので下いきます」
美ナ子「イッテラッシャイマセ」
ハノイは今週ずーっと雨なんですが、バイタリティあふれる編集長がいる限り、今日も陰気とは全く無縁なオフィスです。
追記)
ビナブーはお引っ越し会社ロイヤルトランスの出版事業部より発刊しています。
ロイヤルの女社長(兼ビナブー編集長)の芝が、ロイヤルトランスの営業に行くの面倒だからフリペ作って引っ越し会社宣伝しちゃえ、と発起したのが現ビナブーです。
パッカーさんと一緒に並んでいる一番右端の女性がブー編集長です。
本来、お引っ越し会社の宣伝のために作ったビナブーですが、あまりにもロイヤルを知らない方が多すぎるので、改めて告知させていただきました。
何度も申し上げますが、ビナブーはお引っ越し会社です。
国内外のお引っ越しは、ロイヤルトランスをご利用くださいませ。
芸術品の梱包も安心してお任せいただけます

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)こちら同僚のNちゃんです」
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自転車で帰りたい気分よ」
・・・スゴイ」
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