たまにはメジャーリーグの記事でも書いておきましょう
 
 
日本でもビックリニュースとして取り上げられてから数日し
一時は暗礁に乗り上げておりましたが、大型交換トレード成立です
 
 
移動は以下のようになっておりますが、
日本的には前田健太投手ロサンゼルス・ドジャース(ナ・リーグ西地区)からミネソタ・ツインズ(ア・リーグ中地区)に移籍するというのが超重要ですね
 

DODGERS-TWINS TRADE
Dodgers get: RHP Brusdar Graterol, OF Luke Raley, 67th pick in 2020 Draft
Twins get: RHP Kenta Maeda, Minor Leaguer, cash

 

RED SOX-DODGERS TRADE
Red Sox get: OF Alex Verdugo, SS Jeter Downs, C Connor Wong
Dodgers get: OF Mookie Betts, LHP David Price, cash

 

 
通算成績を見ると
David Price(左投げピッチャー/満35歳/2007年ドラフト1巡目全体1位/2008~MLB歴12年)
321登板311先発 150勝80敗2ホールド0セーブ 投球回2029回2/3 奪三振1981 whip1.15
2012年ア・リーグサイヤング賞<31試合20勝5敗 投球回211回 奪三振205 防御率2.56 WHIP1.10>
2桁勝利9回
規定投球回到達8回/シーズン投球回200回以上6回
2012年最多勝(20勝5敗)
2012年最優秀防御率(2.56)・2015年最優秀防御率(2.45)
2014年最多奪三振(271個/投球回248.1)
 
とドジャースエース格のカーショーに匹敵するぐらいの凄まじい安定した活躍をしてきたのだが
ここ3年は故障などがあり2018年のみ規定投球回数到達し、
昨年はWHIP1.31という2009年シーズン以来まで悪化
また防御率4.28という2009年以来の4点台になってしまった
 
Mookie Betts(外野手専らライト/満28歳/2011年ドラフト5巡目/2014年~MLB歴5年)
794試合 3203打数965安打(打率.301) 139本塁打 470打点 126盗塁(失敗25) 出塁率.374 長打率.519
2018年ア・リーグMVP<136試合 打率.346 32本塁打 80打点 30盗塁 出塁率.438 長打率.640>
2018年首位打者(.346/520打数180安打)
規定打席到達5回(2015年~)
2018年最多得点(129)・2019年最多得点(135)
シーズン200安打1回(2016年/214安打)
シーズン30本塁打2回(2016年/31本、2018年/32本)
シーズン100打点2回(2016年/113打点、2017年/102打点)
ゴールドグラブ賞4回(2016年~)
 
 
 
このトレードは走攻守揃い現在全盛期を迎えているベッツ外野手をドジャースが欲しいが為に
陰りの見えるプライス投手も引き取ってしまった感があります
いわゆる不人気ゲームの抱き合わせ販売みたいな。。。
 
昨年1.2番手韓国人ピッチャーの柳(リュ)選手はFAでトロントに去り、
同じく怪我がちだったが先発サウスポーのリッチ・ヒルおじさんもFAでミネソタに移籍し
そしてまた先発4.5番手でかつリリーフ適性の高かった前田健太投手を放出したわけですが、
うーん、ドジャースって果たしてこのトレードで得したんですかねえ。。。
今の時点では最近の投手王国ドジャースに不安を感じますね
 
 
一方でこのトレード成立が遅れてしまったために
エンゼルスと進んでいた交換トレード(ベッツ外野手を獲得し余剰になるレギュラー外野手を放出)が破談となってしまったようです
話によるとレギュラー外野手と実績のある先発兼ブルペンのピッチャーを一人エンゼルスに送る予定だったそうで
ピッチャー不足のエンゼルスとしてはありがたい話だったと思われますが、
逆に実現していれば送ったドジャース的にはやはり経験のあるピッチャーの駒がさらに足りなくなるはずだったでしょう
 
 
結局のところ
ボストン・レッドソックスは
全力ダウンするものの、チーム全体の総年棒を引き下げて良かった~
<たぶん2020年シーズン優勝する気がないw>
 
ミネソタ・ツインズは
打撃はリーグ屈指の破壊力だが投手力に難があり<2019年プレーオフはヤンキースに敗退>、
経験豊富な前田投手の加入はプラス以外の何物ではなく、
 
・・・でロサンゼルス・ドジャースですが、
他の西地区のチームがどこもイマイチな編成ですから、2013年から続く地区連覇はかなり濃厚でしょう
しかしナ・リーグ制覇は出来そうに思えませんね~
というかナショナルリーグは今年も混迷しそうですね
2019年ナショナルズがリーグ制覇(というかワールドシリーズ制覇)するとかほとんどの人が想像していなかったでしょう。。。
まさかのシンシナティー・レッズのリーグ制覇もあるかも。。。
 
 
2020年シーズンのドジャース外野陣は、
ベリンジャー(2019年ナ・リーグMVP) 昨年専らライト・2018年はセンターか一塁・2017年は専ら一塁
ベッツ(2018年ア・リーグMVP) 昨年専らライト
ピーダーソン 昨年専らレフト
ポロック 昨年専らセンター
テイラー 昨年専らレフトや内野のユーティリティープレイヤー
Eヘルナンデス 内外野どこでもいけるユーティリティープレイヤー
 
まだトレードがありそうですかね。。。
 
 
 

 

これで日本人メジャーリーガーは以下の感じに
(年齢は今年度に達する満年齢)
■アメリカン・リーグ
田中将大投手(満32歳)/MLB歴6年/ニューヨーク・ヤンキース2014~【今季で契約終了】
筒香嘉智外野兼内野手(満29歳)/横浜ベイスターズ→タンパベイ・レイズ2020~
山口俊投手(満33歳)/東京ジャイアンツ→トロント・ブルージェイズ2020~
前田健太投手(満32歳)/MLB歴4年/ロサンゼルス・ドジャース2016~ミネソタ・ツインズ2020~
大谷翔平投手兼DH(満26歳)/MLB歴2年/ロサンゼルス・エンゼルス2018~
菊池雄星投手(満29歳)/MLB歴1年/シアトル・マリナーズ2019~
平野佳寿投手(満36歳)/MLB歴2年/アリゾナ・ダイヤモンドバックス2017~シアトル・マリナーズ2020【今季で契約終了】~

 

■ナショナル・リーグ

ダルビッシュ有(満34歳)/MLB歴7年/テキサス・レンジャーズ2012~ロサンゼルス・ドジャース2017~シカゴ

・カブス2018~<トミージョン手術により2015年登板なし>

秋山翔吾外野手(満32歳)/西武ライオンズ→シンシナティ・レッズ2020~

 

<田澤純一投手(満34歳)/MLB歴9年/2009、2011~2018、2019AAA>
<加藤ジョン豪将内野兼外野手(満26歳)/MLB歴なし/マイアミ・マーリンズキャンプ招待選手>
 

 

 

今シーズンもMLBから目が離せないか???
 
<アストロズ&青木宣親選手については触れないでおく。。。>