とうとう手術日の朝になりました。
朝7時くらいに起きて、暫くして手術着に着替えて、8時30分過ぎに歩いて
手術室前へ、ここで家族とお別れです。
中に入って手術台に上がり、麻酔をかけて名前を2回呼ばれた後は意識がありません。
次に名前が呼ばれて目が覚めた時は、たしか16時34分ぐらいと言っていました。
娘が右手を握ってくれたのですが、正直、手を上げるのもしんどい。
早く下してと思いましたが、耐え切れず自分から手を離しその後、渾身の力を込めて手を振りました。
娘たちは、手を振ってくれたと喜んでいましたが・・・、こちらはぐったりです。
その後は、ICUでの長―い夜が始まりました。先生も夜中に一度見に来てくれました。
長時間の手術で疲れているのにとても有り難いです。
とにかく動かないようにしていました。
点滴が一滴落ちるだけでも、「うっ」と気持ちが悪くなるのです。
次から次へと患者さんが入ってきているのか騒がしくなるときもありました。
でも、心配していた鼻から入れた管は平気でした。
翌日午前中にICUの看護師さんに抜いてもらったときも、全然大丈夫でした。
しかし、ICUに入って暫くしてから、軽度ですが顔面麻痺の症状がでてきたのです。