2016年1月9日に亡くなった父の事と、その後の事を書き綴っています。
告別式以降の記事からアップ出来ていなかったので、覚えている限り続けて書いて残そうと思います。
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参列して頂いた方々に一礼した後。
子供たちが大きな声で
「ありがとうございました」
と言った。
突然の事だったので驚いたが嬉しかった。
父との最後のドライブは黒塗りのボルボ。
位牌は私が持ち、助手席へ。
骨壺を持った母は、父に寄り添って後ろの席に乗った。
時速30km 程でゆっくり走り出す。
事前に打ち合わせをして、自宅の前を通ってもらった。
自宅の前は父の会社だ。
しばらく停車してクラクションが長めに鳴らされた。
暖かい日だった。
ゆっくり走る車の心地よい振動…
睡眠不足…
疲れ…
安堵…
ついウトウトとしてしまった。