◇出棺 | 心の安らぎをもとめて

心の安らぎをもとめて

最愛の父が長期闘病後、旅立ちました。
突然喪失感と不安に襲われ、涙が止まらなくなります。
以前から神社仏閣へ訪れるのが好きで2013年に初めて御朱印を頂きました。
今は御礼参りと自身の心の安らぎを求める日々です。

2016年1月9日に亡くなった父の事と、その後の事を書き綴っています。
告別式以降の記事からアップ出来ていなかったので、覚えている限り続けて書いて残そうと思います。


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参列して頂いた方々に一礼した後。

子供たちが大きな声で


「ありがとうございました」 

と言った。

突然の事だったので驚いたが嬉しかった。



父との最後のドライブは黒塗りのボルボ。

位牌は私が持ち、助手席へ。

骨壺を持った母は、父に寄り添って後ろの席に乗った。

時速30km 程でゆっくり走り出す。



事前に打ち合わせをして、自宅の前を通ってもらった。

自宅の前は父の会社だ。

しばらく停車してクラクションが長めに鳴らされた。



暖かい日だった。

ゆっくり走る車の心地よい振動…

睡眠不足…

疲れ…

安堵…

ついウトウトとしてしまった。