◇家へ帰ろう | 心の安らぎをもとめて

心の安らぎをもとめて

最愛の父が長期闘病後、旅立ちました。
突然喪失感と不安に襲われ、涙が止まらなくなります。
以前から神社仏閣へ訪れるのが好きで2013年に初めて御朱印を頂きました。
今は御礼参りと自身の心の安らぎを求める日々です。

時間通りに葬儀社の方がみえた。

父をストレッチャーへ移し、お気に入りの毛布をかけてもらい、その上に真っ白な布が頭から足の先まで掛けられ部屋を出た。

 

幸いなのは、深夜なので誰とも会うことがない。

スタッフオンリーと書かれた扉を開けると、ベッドがすっぽり入る大きなエレベーターがあった。

真夜中なのに看護師さんが何人もお見送りしてくださった。

皆さんにを一お礼をしつつ、最期を一緒に看取ってくださったK看護師さんには特に何度もお礼を言った。

 

迷路のような長い廊下を歩いていくと、霊安室があり出口と直結していた。

祖母の時は、霊安室に安置されたけど父の場合は病室から直接なんだなぁ~なんて思いながら歩いていた。

 

祖母は心筋梗塞で突然だったのと両親が旅行で不在だったので、葬儀社の手配などが分からなく、時間がかかったため霊安室に安置されたのかもしれない。

あの時、看護師さんから

「こんな言い方はよくないと思いますが、早くしてもらわないと次の方がもし亡くなった場合に…」と申し訳なさそうに言われた。

両親に電話をして、指示を受け事なきをえたが。

 

このブログを読んでみえる方のなかには、ご両親がご高齢の方もみえるだろう。

縁起でもない話だが、ある程度の準備をされることをおすすめしたい。

 

話がそれてしまったが…

主任看護師さんが出口まで見送ってくださった。

ありがたかったな。

 

長男が先導して、自宅へ向かう。

 

お父さんが帰りたかった家だよ。

 

早く帰ろうね。