こんにちは

 

書道家の西井友博です

 

 

前回の記事の続きになります

episode.1はコチラ

 

 

 

彼は作品を受け取ったとき

 

 

「何これ、めっちゃかっこええやん!

 マジ嬉しいわ、ありがとうな」

 

 

と僕の想像以上に喜んでくれ、また

 

 

「てか、お前こんなんできるん?

 すげーな!」

 

 

とも言ってくれました

 

 

ただ、僕は照れ隠しもあり

 

「こんなん誰でも書けるやん、そんなたいしたことないし」

 

と、最初は素直に受け止められずにいました


 

 

子供の頃はもちろん、社会に出てからも

 

何か取り柄があるわけでもなく

 

自己主張も全くできず

 

 

自分なんていなくても誰も困らないし

 

いる意味ないんちゃうん

 

 

何の価値もない人間だと思って

 

これまで生きてきました

 


 

彼はもちろん

 

一緒にいた他の仲間たちからも

 

たくさんの称賛の言葉を浴びせられるうちに

 


 

これってすごいことなんや

 

 

しかも自分の書いた作品で

 

本人が喜んでくれているだけじゃなく

 

周りの人も盛り上がってくれている



 

初めて人の役に立てることがあった

 

人に価値を与えられることがあった

 

 

 

本当に嬉しかった

 


 

これで喜んでくれるなら

 

 

もっとたくさんの人に

喜んでもらいたい

 

 

自分の存在価値を感じたい


 

 

その日以降、作品を欲しいという人には

 

無償で書き続けました

 

 

はじめまして

 

書道家の西井友博です

 

 

僕が書道家として活動するきっかけとなったのは

 

今から6年前、12年間勤めていた繊維関係の会社を辞めて

 

生命保険会社に転職したことでした

 

 

 

5歳から中学卒業までの約10年間続けてきた書道を活かして

 

お客様へのお礼状や挨拶状を書き始めました

 

 

 

ただ、お客様に喜んでもらうというよりも

 

あくまでも自分の仕事の成績を上げるための

 

営業ツールのひとつとしてしか考えていませんでした


 

 

そこからさらに転機がありました


 

 

転職してすぐに入ったある営業のセミナーで知り合った

 

同い年の男性

 

 

僕は子供の頃、かなり太っていて運動が大の苦手

 

引っ込み思案で、本当にコンプレックスの塊でした

 

 

クラスのみんなの輪にも溶け込めず

 

小、中学校には僕の居場所はありませんでした

 

 

なので地元には友達は一人もおらず 

 

高校大学でも本当の意味での友達は

 

一人もいなかったかもしれません


 

 

そんな僕にとって彼は

 

「これが本当の友達かも」

 

と初めて感じさせてくれた存在でした


 

 

その彼に子供が生まれました

 

 

僕は なんとか彼を喜ばせたいと

 

生まれてきた子供の名前と

 

メッセージを添えた書の作品を贈りました


 

 

初めて書を

 

 

“自分のため” ではなく “人のため”

 

 

に書いた瞬間でした

 

 

 

episode.2はコチラ