ブログに書く内容、何を書こうかと
思うんですが、私の読者様は、
女性が81.6%
50代が52.2%、60代25%、40代14.1%
なんです。
つまり、私、澤田と同世代の方々が
お目を通して下さっているので
生きてきた人生や親の年齢等も近い
のではないかと思い、日常生活の気づき
も書き留めています。
そして、55歳の私が、まさかの生死を
彷徨う体験をするとは…という事で
その時の気付きを忘れないように
今日は、書きます。
4月になると、桜を見る度に
思い出していた亡き父の事。
いのちの理由は、削除してしまっていました。↑
なのに、今年は自分が生きる事で
精一杯ですっかり忘れてしまっていました。
(ごめんなさい。)
元気になっていくと、忘れてしまう事が多いので、
書き留めます。
集中治療室で過ごした12日間の気付き
救急車で運ばれて、初めて集中治療室で
12日間過ごしました。
生まれて初めての体験です。
まず、1番辛かったことは、
時間との戦い
皆さんと平等に与えられている24時間
この時間の感覚がまずなくなる
とにかく長い
ベッドの上で寝ているだけで、
動くことも出来ない
目に入るのは、部屋の電気と時計だけ
時間をみて、朝なのか、昼なのか分かるくらい
外が、晴れなのか雨なのかも分からない
もはや、自分が人間として生活している
という感覚も麻痺してくる
こちらが、私の頭の上なんですが、
見えないんです。
面会謝絶で、社会からも閉ざされた時間
数時間ごとに血液検査をしに入室される
看護師さん
夜になると、部屋の照明が少し暗くなる
それで、夜が始まる
夜は、もっと孤独との戦い
眠れない夜、動けない身体に不安しかない
そんな中で
救われた事
集中治療室は、いつ急変するか分からない
緊急性の患者さんばかりです。
なので、看護師さんも日中も夜中も
関係なく大変。
そして、私達患者も日夜関係なく病気と戦っています。
そんなある日の看護師さんが、
夜の消灯時間に、
「澤田さん、おやすみなさい。」って
声を掛けて下さったんですね。
夜勤の看護師さんも患者の私も
夜という感覚がなかったんですが、
(夜中も血液検査とかあるので)
「おやすみなさい。」って声を掛けて
もらった事がとても嬉しかったんです。
朝も夜も感じない生活をしていた
私には、ベッドの上で寝ているだけでも
生活をしているんだ!という感覚を思い出しました。
安心出来た事
治療、処置をする上で、恐い事、
不安な事、痛い事があります。
そんな時に、一人の看護師さんが、
手にトントンとして、愛をくれていたこと
触覚からくる感覚
手を当ててくれるだけで、手当てといって
心が落ち着きました。
嬉しかった事
カテーテル、人工呼吸器等沢山の器具を
付ける時、顔を布で覆われてしまうんですが、
看護師さんが、声を掛けてくれて
「私達、そばにいてるからね!」って
言ってくれた事
まだまだ沢山感謝する事はありますが、
まとめ
1.挨拶をする
2.触れる
3.声を掛ける
たったこれだけで、人は安心したり、喜んだり、
力をもらえたりします。
これは、私が患者目線で感じたことですが、
親が介護中だったり、入院中だったり
不登校の子どもにだったり、
誰にでも無償の愛を与える事が出来る
行為だなぁと思いました。
入院中だった父
施設に入っていた父も
また、不安で孤独な時間を過ごしていた
かも知れない。
この集中治療室で過ごした12日間の気付き
をこれからの人生において活かしていけたらと
思う。
最後までお目を通して下さりありがとうございます。
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