書の先輩に、篆刻教室を紹介していただき、
篆刻を習いに行くことになりました。
「彫れば印」という言葉がありますが、
なんでも彫れば印になるんだよ〜と
篆刻の間口を広げてくれそうな優しい言葉を
信じて、信じたかったのですが、、、、、
とんでもない💦
1つの印材を彫るのに、約半年かける方もいる
そうです。
印稿いう下書きをノートに書いて先生に見て
いただき、まあまあ整ったら
また新たに印稿を書きます。
それができたら、最終的な印稿を書くそうです。
彫るまでまだまだです。
まず思ったのが、
篆書が理解できてないと、でっかい石に
彫るなんてできない!!です。
紙は何枚もあるけど石は1つしかありません。
5センチ✕5センチある石です。
古典主義といいますか、どの古典に属して印稿を
作ればいいのか?
説文解字がなんなのか分からないし。
説文解字で印稿作っても、古典に属してないのでは?
頭の中で❓マークが何個も何個もあります。
起筆終筆が石に彫れるほど自信がある人は
どれぐらいいるでしょう?
私は石に彫れるほど自信がなくて、
先生に何回も質問しています。
予想外のうれしいことが、
篆書体の勉強になることです。
篆書の専門家の先生に、篆書について
篆書に特化した知識を学ぶことができます。
石鼓文や泰山刻石や、呉昌碩の篆書を半紙に書いて
見てもらったりと、
彫る前の印稿を書くためにまず半紙に篆書を書いて
改めて篆書について教わりました。
❓マークが少し減ってきましたがまだまだ分からないことだらけです。
篆書を紙に書くのも篆刻を学びだすと迷ってきました。どうやって篆書を書けばいいのか、
どう書くのが正解なのかなぁと考えています。
いつもは漢字を書いていて、徐々に理解が深まって、納得して上達していると感じるんですが、
今回は全く納得とか上達を感じません。
なんだこれ〜?
それでも書けるだけ書くしかないと思い自分で自分を励ましながら書いてます(ToT)
それだけ篆書は奥が深く、時間をかけて学ばないと
書けないし、書けないと彫れないということを
痛感しています。
上達のチャンスと考えて、学び続けたいと思います!
筒井彩虹