着物でお出かけすることは楽しいです
着物を着て歩くと周りから注目を浴びるし、
写真に撮るとスラッとして見えるんです
でも、この写真はちょっとスラッとしすぎかも
実は今回、着付けをしてもらうときに、
「着物の丈が短いのでお端折り(おはしょり)はできません。」
「その分、丈は少し長めにできますがどうしますか?」
と聞かれたので、「じゃ、長めにして下さい」と答えたんです
しかし、これが後で恐ろしい結果を生むことになりました
スラッとして見えるのはいいのですが、丈が長いと裾がさばけず、
歩きにくくて困るんです
今回の3人で撮った写真ですが、
明らかに私の着物の丈が長いですね
移動するとき、ユイさんは先頭に立って大股でずんずん進んでいきます
私は着物の端を押さえながら小股でちょこちょこと懸命に追いかけます
四谷のサロンから荒木町に降りていくところに階段があります
まず、これを往復したときに1回裾を踏んづけてしまいました
新宿三丁目で、地上から例の鏡の所へ写真を撮りにいくとき、
階段を降りて、また昇りました
ここでも1回裾を踏んづけてしまいました
そして、新宿で入ったお店の中にも至る所に階段が・・・
荒木町に戻ってきて、居酒屋からサロンに戻る途中のことです
最後の階段は、かなり急な昇りなんですが、そのとき事件が起きました
階段が終わる最後の一歩で裾を踏んづけて、大きく転んでしまいました
階段を昇りきったところ、なぜか道の真ん中に太い手すりがあるんですよ
倒れた際に、その手すりで胸を激しく打ちました
強い痛みの中で、「これはヤバいのでは・・・」、
「救急車を呼ぶことになったらどうしよう・・・」、
などと考えを巡らせました
幸い、しばらくすると痛みが治まってきました
胸骨の硬い部分にぶつかったので大丈夫だったみたい
サロンに帰って、手や膝など、血が出ているところに絆創膏を貼り、
大したことにならなかったので、ホッとしました
私は身体が細いもので、帯も長さを持て余してしまうことがあり、
要は、細長い身体を着物でぐるぐる巻きにされてしまうのです
同じ着物を着ても、他の人なら自然に裾がさばけるのに、私は脚が出せません
歩くときには、裾が乱れないように右手で着物の端を押さえていたのですが、
階段を昇るときには、裾をはっきりと持ち上げるべきでした
そもそも丈は短めにして、動きやすさを重視するべきでした
いろいろ反省点だらけですね
何しろ、着物を着て足袋を履いてお出かけしたのはまだ4回目、
初心者なんですよ
次回からは気を付けまーす
おしまい