2000年の夏、約5年のメキシコでの生活を終えて帰国した僕はレッスル夢ファクトリーという団体で
『ジャック☆ガイスト』
と言うマスクマンになり月に1回の試合をしながら
友達の紹介でNTTでケーブルをひくバイトをしていました。
つまりアルバイト中心の生活です。
現場仕事なのであちこちの現場で集合し、現場で解散
そこから毎日この王子のジムに来てました
ジムの下は歯医者さんなので
重いウェイトを『ドカン!』と落とすと怒られます
確かに歯の治療中に『ドカン!』と物音がしたり、揺れたりしたら治療できませんね
日本でジムらしいジムに通ったのは
週刊ゴングの裏表紙に載ってた、上野か御徒町にある家から遠いジムにしか行った事がありませんでした(1ヶ月で退会)。
もっと家から近いジムはないものか?
と思っていたら
中学の同級生が
『王子のジム行ってみたら?そんなに広くないジムだけど「めちゃめちゃ混んでてトレーニングが出来ない」ってことはなかったよ』
と教えてくれたので行くことにしました。
バイトが終わってから行くので、着く時間はいつもバラバラ
近くの現場なら18時にジムに着きますが
遠くの現場で、残業となったら着くのが21時を過ぎてることもありました
閉店は22時です
早く着こうが遅く着こうが、だいたい閉店時間までトレーニングしてました
その頃のトレーニングは、今考えるとめちゃめちゃなメニューでして
『よーやってたなー』と感心します
時間があるときのメニューを紹介します
まずスクワット500~1000回
腕立て伏せ200回
足あげ腹筋300回
をやります
スクワットはスクワットのラックのあるところで延々とスクワットをしているので、もしバーベルを使ってスクワットをやりたい人が来ても、僕がスクワット1000回終わるまで退かないので非常に迷惑です
それが終わると腕立て伏せですが
これはベンチプレスのバーに足を乗せて、両手の下には体を深く下ろせるように角材を置いて腕立て伏せをやってました
やれるだけ腕立て伏せをやって出来なくなったら
ベンチ台に寝転がってバーを握って足上げ腹筋
これもやれるだけやって上がらなくなったら
さっきと同じく足をバーに乗せて腕立て伏せ→足上げ腹筋→足をバーに乗せて腕立て伏せ→足上げ腹筋
これを腕立て伏せ200回、足上げ腹筋300回になるまで続けます
これが終わってからウェイトトレーニングが始まります
今までのはなんやったんやー!
ウォーミングアップかいな?
やり過ぎやろー!
と今なら思いますが
純粋な僕は『とにかく体を動かさねば』と必死でトレーニングをしているので、何も疑問に思いません
ここまでやったら
汗でビシャビシャになったTシャツを着替えます
ウェイトトレーニングは
『胸の日』『足の日』『背中の日』『肩の日』『腕の日』
で分けてたと思います
足の日なら
スクワット、レッグプレス、レッグエクステンション、レッグカール、スタンディングカーフ
を3セットずつやって
最後にランニングマシンで30分以内で五キロ走って終了
時間のないときは
スクワットを300回
足上げ腕立て伏せ100回
足上げ腹筋200回
してからウェイトトレーニング
もっと時間がないときは
スクワット、腕立て伏せ、足上げ腹筋を全てカットして
ウェイトトレーニングをしますが
セット間のインターバルを30秒でやってました
その頃のトレーニング本では1分30秒~2分のインターバルを取るのが普通でした。
今はわざとインターバルを短くするトレーニング法があったりします。
この頃は新日本プロレスの選手がカナダのカルガリーで大剛さんの指導のもと
『体をでかくして帰国する』
という時代で、天山さんや小島さんが体をでかくして凱旋帰国し、大活躍されていた頃です
ある時、大剛さんのインタビュー記事で
『7~8年プロレスやって何も残せないならやめた方がいい』
と言う記事を見ました
僕は23歳でデビューしたので7年経ったら30歳
『よし30歳になっても今のようにアルバイト中心の生活だったら、きっぱりプロレスを辞めよう。30までにプロレスで生活出来ないなら辞めよう。』
と心に決めていました
なので、とにかく練習するしかないと思っていました
日本に帰国し大阪プロレスに入団するまでの26歳~28歳の間は、この
『王子フィットネス&ジム』
ジムに通っていました
日曜日はジムが休みなので
『休んでる場合ではない王子のジムが休みなら南千住のスポーツセンターに行こう』
と思い日曜日もジムに行ってました
が、流石に1日も休みなくトレーニングをするのはしんどくなり
日曜日は休むことにしました
このジムに来ると、そんな時代の事を思い出します
2年ぶり?ぐらいにジムに行くと新しいマシンが入ってました!
今は滅多にこれませんが、ジムに行くといつでも快く迎えてくれる近藤さんに感謝です
近藤さんは看板に
『インターナショナルボディビル大会銀メダリスト』
とありますが
翌年
『優勝』してるのです!
看板を書き直してください!
僕と初めてお会いしたときは100キロ以上あるごっつい体をしていて
『いつかコンテストに出るために今は筋肉をつけている』
と言ってましたが
僕が大阪に住むようになってから
ボディビルの大会に出場し見事優勝されました!
コンテストに出場するときは80キロぐらいにするのかな?
ボディビルダーのトレーニング、食事、本当に頭が下がります
バタバタしていてゆっくり話が出来ませんでしたが、今度はゆっくり近藤さんのトレーニング法、食事等、その鋼の体を作る秘訣をしっかり聞きたいと思います!
また突然お邪魔させて頂きますので
よろしくお願いします(^o^)
王子駅から徒歩6分
でみんなもトレーニング!
近藤さんありがとうございました😄⤴️