オープニングラップのコントロールラインはトップで通過したんですが…

 

 

 

 さて、さて、さて、スーパークロス野辺山 2022 Day2のレースレポで。

 

 朝起きてまず気になるのが天気。Day2の日曜日は曇りのち雨の予報だった。

 

 宿のTVは南牧村のケーブルTVが映るので超ローカルな天気予報、路面状況が見れた。

 やっぱ変わらず午後から雨予報みたいだな。

 

 

 Day2の夜明け前(5:40頃)の気温は土曜日よりも高かった。しかし、明らかに湿度が高く、空気が湿ってる感が。

 会場の滝沢牧場は宿から5分位な距離だけど道路には夜露で濡れてる個所もある。野辺山自体が雲か霧の中に在るよう。

 

 会場の駐車場から八ヶ岳(6:00頃)。今日は雲に覆われてて見えない

 

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車から車体を降ろし、試走の準備をしていくが、チェーンオイルを差してると何かおかしい。

 

うげ!チェーンが歪んでて渋い!

 

赤マルの所の中、外のプレートにキズが付いてて動きが悪くなってる。

昨日の試走の時に石を噛んだクサい。

 

スタートゲートの辺のターマックでトップギアに入れてる時に何か歯飛びするみたいなのが

あったのはこのせいだったか…

(トップギア(小さいギア)だとチェーンの曲がりがキツくなるので影響が出やすくなる)

 

 チェーンは自分は普段の練習用(レース前の試走でも使う)チェーンと、本番用のチェーンは分けてる。

 今回の野辺山はドライコンディションだし、スチーム洗車機が有るんでチェーンの汚れは落とせるので本番用のチェーンに交換して試走から使う。

 

 無理に使っててトップギア入れてる時にチェーン落ちや歯飛びが発生してペダル踏み抜いてコケたりするワケにもいかんし(試走でコース内には他車も多いし)、Day1の他クラスのレースで1周目でいきなりチェーン切れってトラブルの人が実際に居たのよ。

 

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チェーンをパパっと交換して6:30の試走開始時刻に。(気温8.6℃)

 

 

 コースの方は砂、砂利が掃かれてたり、大勢で通過してラインが出来てたりでDay1よりも走りやすかったかな?

 

 Day1では砂利だった所が

 

砂利が無くなってたり

 

 

 

 ラインがはっきり出来てたり

 

林間部のココは溝が深くなってて曲がろうにも車体が左に行ってくれない…

 

 レースの時は乾いていたけど、朝の時点では1コーナーのコンクリートが結構湿っていたので『今日の1コーナーはヤバい』と思って、グリッドは出来るだけイン側を取ろうとは思っていた。

 

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 試走後半になったらトラブル発生。

 右のクリートが片方キャッチ出来ない! 『あ、小石挟んだクサい』

 

 車に一旦戻る。予期せぬトラブル発生にはなったがコースコンディションが昨日から急変してる個所も少ないので特に焦ったりはしなかった。

 

 やっぱり小石が挟まってた。工具で小石を取り除き修復完了ー。

 

 コースに戻って試走を再開したが終了時間間近だったので『今日はチョイ泥がつくから洗車場が混むかもしれないな』と思って少し早くコースから出て洗車してしまう。

 

 ダウンチューブ裏には結構泥がついた。

 

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 受付済ませて車に戻り本番の準備を。

 

 昨日の快晴、温暖なのと違い、雲が多くてほとんど日が差さず時折強い風も吹いて肌寒い。雨はなんとか降らなそう。

 

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スタ前召集に。

 

 Day1で2位だった人が自分の次のビブナンバーだったので『今日もお願いしまーす。 と、言いたいところだけど、多分Lapタイムが全然違うんで、ついていけないから先に行っちゃって下さい』と話したが、この人、レース後に過去の戦績を見たら全日本シクロを2回シングルリザルトで走ってる実力者!

 こっちはソロでやってるただの一般民ですよ? (Day1で優勝した人はDay2は出ないと言ってたので居ない)

 

 

 『今日は1コーナーで落車発生する率がかなり高いだろうから、出来るだけグリッドはイン側』と思ってたが、今日も1列目。イン側が空いていたので一番左グリッドを。

 

 『後はスタートで出遅れなければ…』 ※2021年のDay2のスタートではクリートキャッチミスして盛大に出遅れた。

 

 

 (スタートのホイッスルが会場のBGMが大きくて聞き取りにくかったんだけど)

スタート!

 

 

 クリートキャッチミスせず走り出し。『イケればホールショットを獲ろう』と狙ってはいたけど、ホールショットゲット! 『ホールショット頂きー!』の声が動画にも入ってる。 『もしかしたら写真撮られてるかもしれないな。』と思ったら辻さんがしっかり撮ってくれてた。(GJ!

 

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 これでテンションは超上がったが、脚が全く踏めてる感じがしない。

 直ぐ真後ろに誰か居る気配はするので、『流石に最初から抜け出しなんてさせてくれないかー。それでも畑区間、行ければバギー区間まで粘れれば後ろが渋滞になって間が開くかも』と思っていたが、

全く甘かった。

 

 ヒルクライムレースとかだったら『単独で飛び出しなら一人で行かせとけ。どうせ落ちてきて後でいつでも抜ける』とかだけど、シクロクロスのレースだと『最初からガンガン踏んで前に出て、抜いた人には狭路で壁になってもらう』なのでバンバン抜かれるねぇ…

 それにDay2で前の方のグリッドに居るのは他のレースで上位を走ってて、そういうのも知ってる人達だらけだし。

 

 1周目で呼吸を整え、2周目辺りから徐々に自分のペースが上がったのか、前のペースが落ちてきたのか差が詰まる。(サイコンを見てるヒマは全く無い) MMクラスかME3クラスか、とか関係無く前に追いつき追い越せで。

 今日は『コーナーを小さく曲がって立ち上がりでイン側から抜く』が割とイケる。

 

 

  ラスト4Lap目の最後のターマックに出た所では前に同クラスの人が1人居て、『届かないか。厳しいか?守ってポジションキープか?とも思ったけど、『これで終わりだから行けるだけ攻める!』と覚悟を決める。 最近聞いたアレだ。『守れば1つ、攻めれば2つ手に入るって』(なんか違う気が?)

 

 最終コーナーでインに入って『フーッ』と深呼吸し、スプリント開始!

 

 

 ゴールした瞬間では『10㎝位は自分の前輪が差したはず』と確信したけど、足首のセンサー位置での判断なら負けてるかもしれん。ゴール後のエスケープゾーンが短いので横を向いて確認は出来なかった。

 この時点では順位がどうなってて、何位なのが分からない。『ま、今日は表彰台は無いな』ってのは分かる。

 

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 ゴール後は死んだ。腰が…脚が…ガクガク…

呼吸が『カヒュー、カヒュー』になってて声が出ない…

計測チップを足首から外そうとしたけど、指先がプルプル震えてて力が入らない。

 

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 地面に寝てて呼吸も落ち着いて起き上がり、洗車しようと歩いてたらDay1で2位の人が居て『今日はどうでした?』って聞いたら『昨日のリベンジが果たせた-!』と1位のカードを首にかけてる! 『おぉ、すげぇ! また別のレースで競りましょう』と分かれた。

 

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 片付けて、レース観戦モード(の前に飯喰うモード)で受付小屋の横のコミケボードに張り出されてるリザルトを見る。

 最後のスプリントは勝って先着になってた。最後まで攻めて6位(入賞ってことにはなるのかな?)の順位とランキングポイントの2つ得られたね。

 

 

 おまけに2日ともシングルフィニッシュで大量にポイントを稼げたので、野辺山2レース終了時点ではAJOCCランキングがなんと3位!