東野圭吾の『ブルータスの心臓』という本を読みました。
「ブルータス」は彼が開発している工場用ロボットの名前です。
MM重工業という会社に勤める3人の男が、同じ女性から、
「妊娠したから、産む」と脅されます。
それぞれ、出世にかかわる一大事。
この女さえいなければ・・・
3人は彼女を殺す計画を立てます。
1人が大阪に彼女を呼び出し、そこで殺害、名古屋まで運んで、もう1人にバトンタッチ、最後のひとりは厚木で待機していて、死体の処理、という計画です。
それぞれ出張を言い訳に、大阪と名古屋に向かい、アリバイ工作も行ないます。
ところが、名古屋から厚木に無事死体を運んだ男が、もうひとりに引き渡す際に見たものは、女の死体ではありませんでした。なんと、彼女を殺すはずだった男が死体となって毛布にくるまれている。
いったい、彼を殺したのは誰なのか?
女の手では、男の首を絞めて殺すというのは無理な話。
殺害犯は意外なところから出てきます。
妊娠の話は、どうでもよかった・・・みたいな話で、ここでは主要な役割を負う拓也という男が、無駄な殺人を犯してしまいます。
キーとなるのは、序章であったことがあとからわかるミステリーです。