BGM

「Alabama Song」  The Doors 1967  USA

 

 

私の最初の一杯は、とりあえず〇〇!

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 家ではハイボール。お店ではビールです。お店でハイボールを頼むとほとんど透明に近い薄いモノが出てくる事が多いのでウイスキーはロックしか注文しません。
 
今まで色んなお酒を飲んできましたが、今日はネパールの地酒の話を書きます。
 
 ネパールのトゥンバ(Tongba)。
大きなジョッキにたっぷり入った発酵したキビに、お湯をそそいで2〜3分待つと出来上がるカップ麺のようなお酒。ストロー(空芯の枯れ木)で飲みます。お湯を注ぎ足すと3回位飲めます。


味はマッコリに似ていて甘酸っぱくて美味しいです。けどアルコール度数が低すぎて(たぶん2〜3%)酔えませんでした。

 

 ネパールのロキシー(Rakshi)。米とヒエで作る蒸留酒。アルコール度数25%以上。美味しい焼酎やウォッカを飲み慣れていると雑味や香りが気になります。

 
ネパールの小さな飲み屋でトゥンバとロキシーを注文してカクテルにして飲んでいると、店の主人が「そんな事をしている人は初めてだ。ネパール人は絶対しない」と笑っていました。 この2つを混ぜたくなる気持ち分かりますよね?
 
その飲み屋での話です。
 
 そこは山あいの小さな村です。村人たちは穏やかで居心地が良く、僕は毎晩村人たちが集まる食堂みたいな小さな飲み屋で晩酌をしていました。

 ある日、散歩をしていると水牛を絞めている所に遭遇しました。水牛の肉は切り刻まれてその場で売られます。たしか当時1キロ250円位です。僕は4キロ買い、良くしてくれている飲み屋に持っていき「今晩これで何か作って」と言って全て渡しました。
 
夕方になり飲み屋に行くと、店はほぼ満席(15人位)でした。主人が僕に気づき「今夜の煮込みはこのジャパニーのおごりだよー」と言いました。テーブルを見ると全ての客が「水牛の煮込み」を食べていました。
 
客達は僕に「サンキュー」と言い、たわいもない話しをしながら次々とお酒をついでくれます。その夜僕はお酒を注文する必要がありませんでした。