打ち合わせで渋谷に行く道すがら、地元で不良と呼ばれている男の子と電車が一緒になった。
ホームで僕の目の前を通り過ぎる彼のことがチラッと目に入ったけれど彼とはわからず、ホームに入ってきた電車に乗った。すると彼が再び僕の前を通り過ぎて、座席に座った。僕に気付いて欲しかったんだと思う。もちろん僕は気付いて、彼に声をかけた。
彼もうれしそうに笑みを浮かべた。あどけなさがまだ充分に残るその顔が可愛くてたまらなかった。これから仕事に行く彼におにぎりとミルクティーをご馳走した。
本当に彼は優しくていい子だ。接する大人の態度がすべてだと思う。
すごく素敵なひとときだった。