毎月1回ハピスクで開催しているエンターテイメント・トーク・ショーの『キャッチボール』(主催:トムとビリー出前プロジェクト)。その第16回目が、3月19日(土)に開催されました。
今回のゲストは、リロードの武藤啓司先生。
さすがは武藤先生です。普段のキャッチボールより、さらに多くの方たちが集まり、先生の話に熱心に耳を傾けていました。
1935年に生まれた武藤先生は、時代が時代だけに、子供の頃の将来の夢は、当時の他の子供たちが皆そうだったように、軍人さんになって、お国のために尽くすというものでした。
ところが、敗戦となり、軍国主義から民主主義へと生まれ変わった日本で、先生は長男ゆえに実家の魚屋さんを継ぐこととなります。
しかし、お父さんから「お前には魚屋は無理だ」と言われた先生は家を出て、食いっぱぐれのないというそれだけの理由から、好きでもない教職に就きます。
中学生相手の教師を希望していた武藤先生でしたが、実際受け持ちになったのは小学3年生のクラス。始めは嫌々受け持っていたそうで、休み時間はタバコを吸いにしょっちゅう職員室に行っていたそうです。ところが、毎日一緒にいると情が湧き、本当に子供たちが可愛くて仕方なくなり、休み時間に先生が職員室へ行くことはなくなったそうです。「私にタバコをやめさせてくれたのは子供たちなんですよ」と武藤先生は笑っておられました。
始めは好きでもなくスタートした教職の道。ところが、76歳までこの道を歩んで来られたのは、様々な生徒、人々との出会い、そしてそういった人たちから育んだ“情”があったおかげだそうです。
本当に優しさの塊のような武藤先生は、最後に「人は認められて力がつきます」「チャレンジすることが大切。結果は二の次です」という素晴らしい言葉を集まったお客さまたちへのお土産にしてくださいました。
お礼に全員でこれより2日前に誕生日を迎えられた武藤先生にハッピーバースデーを歌いました。
次回の開催は、3月19日(土)となります。(ビリー諸川記)
