いちのブログ -7ページ目
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可視が全てではない

「泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む」永田耕衣:自伝
(池を見ていると泥鰌が浮いて鯰も居るよと言って沈んだよ)

春が立つ

「袖ひちて むすびし水の こほれるを 春立つけふの風やとくらむ」紀貫之:古今和歌集
(暑かった夏の日に袖を濡らしてすくった水が冬には硬く凍り付いてしまった。その氷を立春の今日の風がとかしているのだろうか)

色も香もある

「花をのみ待つらん人に山里の雪間の草の春を見せばや」 従二位家隆:壬二集
(桜の花をのみ待つ人に山里の厳しい寒さを乗りこえ、雪の間の所々に青々とした草が萌え出て顔をのぞかせている春の訪れを見せたい)
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