東京近郊でもサメを観られる水族館は多数あります。

 

しながわ水族館(東京都)

葛西臨海水族園(東京都)

新江ノ島水族館(神奈川県)

八景島シーパラダイス(神奈川県)

京急油壺マリンパーク(神奈川県)

鴨川シーワールド(千葉県)

アクアワールド・大洗水族館(茨城県)

 

オオメジロザメシロワニといった比較的大型のサメも展示されており、

特にオオメジロザメは気性も荒く、人を襲った記録も多く残っている肉食性のサメです。

 

水族館に行くと、大きな「サメ」と小さな「イワシ」や「サバ」が一緒の水槽に展示されていますよね。

 

 

同じ水槽にいて食べられてしまわないのか?と思われる方もいらっしゃると思いますが、結論から言うと

 

食べています。

 

ですがそれも理由があっての事。

「食べられにくい」という仕組みは出来ているのです。

 

 

サメの生体

サメは夜行性の生物です。水族館の開館中は展示水槽の照度を上げているので、捕食行動を抑えています。

 

同じ水槽内でエサを与える順番を決めている。まずは大型魚であるサメにエサを与える事により、満腹のサメが他の小型魚を襲う事は少なくなる。

サメは普段生きている魚を捕食しますが、体力を使う事なくエサが与えられるわけですから、同じ水槽の小魚を追い回す必要がなくなるわけです。

 

小型魚の寿命

サメに比べて、小型魚であるイワシやサバの寿命は5〜6年と短いため、定期的に補填されています。水族館によっては年間100匹ほどを毎年追加しているのだとか。食べられても補填されているというわけです。

 

イワシの群

「キラキラと輝くイワシの群れが幻想的で美しい」

このように打ち出している水族館は多数ありますよね。

イワシが群れを作るのは、捕食者から身を守るための行動です。

同じ水槽にサメがいなければ、イワシも群れは作りません。

 

同じ水槽で泳いでいる限り、小魚はサメに襲われてしまいますが、

同時に小魚の群れの展示をするには同じ水槽での飼育・展示が必須というわけでした。

 

ごきげんよう。