ロシア連邦サハ共和国ベルホヤンスク地区の永久凍土地帯で42000年前の仔馬のミイラが発見されたそうです。
このサハ共和国は以前マンモスの牙が掘り起こされているという事で記事に書きましたね。
サハ共和国についてはこちらも。
この仔馬は4〜3万年前に絶滅したレナ馬と呼ばれる種類で、
生後2カ月ごろに沼地で溺死した可能性が高いとの事。
マンモス博物館の生物科学学者グリゴリエフ・セミョン・エゴロビッチ館長によると、これは非常に貴重な標本で
「古生物学の標本がこのような状態で見つかることは非常に稀です。発見されても、どこか欠けているか、ほんの一部か、あるいは体が大きく変 形しているか、ミイラ化がかなり進んでいるか、そういったものがほとんどです。 この仔ウマの毛は栗色で、尻尾とたてがみは黒です。毛は頭と足、そして胴体の一部に残っていました。これも、小さな学術的発見の一つです。これまでに見つかってきたウマはどれも毛が残っていませんでした」
出典ー「『マンモス展』で『古代仔ウマ』完全体冷凍標本の世界初公開決定」
(https://otakei.otakuma.net/archives/2019041901.html)
ネアンデルタール人が消滅したのが約30000年前
日本列島に人類が現れたと考えられているのが約38000年前
そう考えるとどれだけ貴重なものかが実感出来ますよね。
この仔馬の標本は日本科学未来館で特別展示されるらしいので、見に行ってみようかと思います。
ごきげんよう。